小さな惡の華①
こんにちは ハロー タブー チャオ
悪魔とフロイトです。
今日はBUCK-TICKとの出会いについて書いてみたいと思います。
長いし、キモイと思いうので宇宙で一番暇な人は読んで下さい
(思い出話なのでBUCK-TICKの解説や音楽考察はありません。すいません)
BUCK-TICK 出会い編
私がBUCK-TICKと出会ったのは1995年、13歳の時。
(ちょうど自我が芽生える良い時期ですね。)
年の離れたロック好きの兄がいて色々なCDをよく借りていました。
その中に「悪の草」、、
間違えた「悪の華」、、
否❗ 「惡の華」がありました。
当時はノリの良い曲が好きだったので
1曲目の「ナショナルメディアボーイズ」、
6曲目の「DIZZYMOON」、
9曲目の「惡の華」を好んで聞いていました。
(ペラペラな音質がニューウェーブだぜ)
繰り返し聞いているうちにハマってBUCK-TICKに興味を持ち始めたころ、丁度良いタイミングで当時NHKでやっていた歌番組「ポップジャム」に出演することを新聞の番組欄で知りました。
(当時はテレビ出演を知る由がそれしかなかったです)
森口博子さんの司会で番組は進み、
いよいよBUCK-TICKの登場。
当時から大御所扱いで、(愛想の悪い)楽屋インタビューから始まり演奏が始まりました。
1曲目「鼓動」は綺麗なコード進行の曲で
「こんな曲もあるんだ~」「ドラムの人、髪凄いな」ぐらいに観ていました。
そして2曲目
「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」
(「ミエゴダ」などと略さず、ちゃんと声に出して読みたい日本語です。)
星野さんのグレッチから独特のギターリフ(あて振り)が始まり、櫻井さんが帽子を取ると
「どうしたんだ、この世は。どうしたんだ人間は~」(お前がどうしたんだと、言わんばかりの豹変)
呪詛のように歌いだし空気が一変しました。
私もそれまで「X」や「ボウイ」等を聴きロックに耐性はあったつもりですが、今まで聴いたことのないようなダークな世界観に圧倒されました。
特に歌詞は不穏な言葉が並び衝撃でした。
当時のJ-POPの歌詞というのは
「 ああーっ! 夏休み~\(^-^)/♪ 」
とかですからね。
そして、、
何より、、
左にいるギタリストのアクションがかっこいい!
これが私のBUCK-TICKとの出会いです。
BUCK-TICKファンになる
それから当時の新作「SIX/NINE」を購入。
何故か青版が普通に買えて(ステッカーも付いていましたよね。)後追いで旧作も出来るだけ購入。
D,T,Dの隠しトラックは歌詞カードに載ってないので耳で聞いてノートに写経しました。
(dieのシングルに歌詞カードがあることは知らなかった)
CDだけでは飽き足らず、手に入るビデオ、書籍、雑誌手に入るバックナンバーは本屋に注文して頑張って購入!
中学生なので親の小遣いとかです。
ありがとう母ちゃん!
(※フィルムコンサート&衛星放送の「S/N」全曲MVだけは手に入らず悔しかったです。(何年後かに観れるんですけどね)
当時は自分にしては凄い熱量で追いかけていたと思います。
今思うと非公式グッズだと思いますが学校で使う下敷きBUCK-TICKでした。
※そういえば今で言う非公式のグッズが当時は当たり前に売っていて、ジャニーズやアイドルの生写真を売ってる店があり、そこに普通にBUCK-TICKの生写真も売っていましたよね。
私は今井派(№9)でしたので今井さんの生写真をよく買っていました。お気に入りの写真はモヒカン今井です。
ライブビデオの「climax together」は特にお気に入りでした。
選曲も演出も良く、ライブ記録というより映像作品として素晴らしいですよね。
ロングヘアーの櫻井さんはルッキズムが嫌いな私でも本当に鬱くしく..
じゃなくて、美しく、日本一の美男子と思いました。
今井さんのトロンとした表情とキレキレのアクションもかっこよすぎでした。
私も何度も鏡の前でギターを持って今井さんのステップを真似しましたが、盆踊りにしかなりませんでした。
やっぱり今井さんは天才だ!(そこ?)
(あと最高のタイミングで「あっちゃん愛してる~」の声援もナイスです)
ファンクラブに入る
当時も他に色々な音楽を聴いていましたが一番好きなのはやっぱりBUCK-TICK。「キャンディ」の発売前ぐらいに、ファンクラブに入ります。
当時はネットがなかったのでおそらく手紙で申し込んだと思いますが、申し込んですぐにきた返事が
「事務所独立しました。」
大丈夫かな、、このバンド(-_-;)..と思いました。
そして黒いカード型の会員証を貰い、
FISHTANKに入りました。(当時の社長はアニイでした)
※余談ですがBUCK-TICKのグッズは現在ほとんど手放してしまいましたが、ファンクラブ向けに発売したキャンディ発売記念の指輪は現在も持っています。
ジャケットの三半規管(なぜ)をモチーフにした指輪です。
※前半はここまでです
長くなってしまったので今日はここまでにしますね。
長文でごめんなさい、読んでくれてありがとう。
今日は書いていて当時の好きだったことを思い出して懐かしかったです。思い返すと
自分の好きなことを知るというのは自分を知ること、
自分探しであったように思います。
例えば「あなたはどんな人ですか」と聞かれて、よく、職業を言ったり家族構成を言ったりしますよね、、
でもそれは「立場」を言っているだけであって「あなたという人」の個性とは関係ないと思うのです。
損得なしに自分の好きなことというのはその人の個性ですよね。
当時のBUCK-TICKのどこが好きだったかを思い出すと
暗く、悪しく、耽美で退廃的な世界観
が特に好きだったと思います。
(暗く悪しくは好事家ジュネ様の言葉を引用しました)
最初の話に戻るとアルバム「悪の華」も最初はノリの良い曲ばかり聴いていましたが、段々とMISTY BLUE、SABBAT、THE WORLD IS YOURSがあたりの暗い曲が好きになりました。
(3~4曲目は今でもスキップ)
当時は一般的に「暗い」なんてのは悪口やネガティブな意味でしか使われなかったと思いますが、BUCK-TICKはネガティブな部分をエンターテイメントにして
「暗いのはかっこいい」と教えてくれました。
私の人生は結構easyモードで楽でしたし、平凡な性格なのですが根は凄い暗い人間なんだと思います。
41歳でパパになった今でも200%の負のパワーは本質として残っていると思います
燃える血を忘れたわけじゃないからね (・∀・)
もちろんBUCK-TICKは暗いだけのバンドではなく多様な世界観がありますので、色々なきっかけで好きになった方がいると思います。
初期の不良カルチャーとして好き。メルヘンな世界観が好き。バンドとしてのストーリー性が好き。
踊れる曲が好き。バラードが好き。愛とエロスと生と死が溢れる歌詞が好き。表現者としての櫻井さんが好き。あっちゃんの股間にしか興味ない 今井さんの芸術性が好き。ルックスやファッションが好き。メンバーで妄想するのが好き。曲調が好き。ゴスい所が好き。
好きになる要素は色々でいいと思います。
私はあなたの好きを応援します。
自分の好きなことを否定せず、誰からも否定されず、
楽しく過ごしたいですよね。
(私は被害者が存在しない限り、他人の好きなことを肯定できる人でありたいと思ってます(でもロリコンは嫌いです))次回は当時のBUCK-TICKのライブ体験談とか書けたらと思いますが昔のことなので記憶が曖昧なので薄い内容になると思います
※ちなみにタイトルとヘッダー画像は1970年のフランス映画「小さな悪の華」から引用しました。
この映画のキャッチコピーは
「地獄でもいい、天国でもいい、未知の世界が見たいの。 悪の楽しさにしびれ、 罪を生きがいにするの..」
…です。
読んでくれてありがとうございました。