富田騎手への謝罪
札幌エルムSの顚末
8月6日札幌エルムS後に、ワイはこう書いた。
ところが、その2週間後の8月20日の札幌7R。オレにバカにされた富田が発奮したのか、トチ狂ったのか、14番人気ワレハウミノコで勝利(単勝10460円)。
2着が最低16番人気のシャドウエリス、3着が9番人気のポーレットで、3連単が1千7百73万円。これは日本競馬史上10位の高配当とか。札幌競馬場では馬連、馬単、3連複、3連単ともに至上最高額。
富田よ、オレの愛の鞭が効きすぎたのか。鞭をもって愛する俺流の愛し方は誤解されやすい。なかなか万人に理解されん。そんなに頑張らなくてもええんやで~
悪夢のセントウルS
そして昨日のセントウルSである。
このレースは日本でいちばん堅いレースと言っても過言ではない。7年連続1番人気が勝利している。
1番人気〇ビッグシーザー、2番人気▲アグリ、7番人気◎ロンドンプランでまず堅いと見た。3連単のボックス買い。アグリの横典が馬任せでトチ狂った乗り方をした場合に備えて、◎〇から3連複軸2頭流し。妙に自信があって、珍しくガツンと。
武豊ジャングロが3番人気。たしかに阪神【2100】の戦歴からは切りにくい。が、粗品とクズ芸人が本命扱いしているのを見て、あえて切る。逃げるのでは?と目されていたが、初老の武豊の逃げなど恐るるに足らず。2番好枠のヴァトレニやアグリがプレッシャーをかけてくるので、潰されるだろう。
むろん自分は昨日今日の競馬ファンではない。誰もが堅いと目するようなレースほど荒れると高配当になる。そんな場合は意外な逃げ馬が穴を開けることが多い。よって典型的な逃げ馬テイエムスパーダについても鋭意検討してみた。
かつての快速馬の面影もなく、連敗を重ねている牝馬の転厩初戦。強力な先行馬が内枠にいて、逃げるにしても11番枠は不利。しかも鞍上があの根性なしの富田!終わっている馬に終わっている騎手。一銭も要らない。ふん!14番人気なのも当然だ。
ゲートが開いてみると、2番枠の藤岡佑ヴァトレニが逃げの手に出た。隣り枠の藤岡康レジェーロもそれに付いて行こうとする。武ジャングロは少し遅れて3番手。藤岡兄弟は示し合わせて?武の逃げを潰しに出た。
そのとき富田のテイエムスパーダが外枠から押して押して上がってきた。何が何でも自分が逃げるという意思を見せる。武ジャングロを外から擦るようにして先頭に立つ。これでジャングロはかかってしまい、6着に終わる。
あきらかに無茶逃げである。すぐに垂れるだろ?と見ていた。が!垂れない。なんとそのまま逃げ切ってしまった。単勝11260円。馬単72050円、3連複93130円、3連単978840円。セントウルS始まって以来の大波乱。
この富田の無益な頑張りのせいで、WIN5 は4億2千3百万という大惨事。全国で1人しか当てた者がいない。というか、1人は当てた者がいることに驚くしかない。
先行するだろうと思われていたアグリはペースが早すぎると見たか?後方待機で、直線外に出すと凄まじい勢いで追い込み、2着死守。3着が岩田望スマートクラージュ。14番枠で不利だったが、すんなり先行できず、後ろからの競馬になったのが効を奏した。逆に前に付いて行こうとした3歳馬の幸ビッグシーザーにはペースが早すぎたか?10着に惨敗。
ようは富田の覚悟の逃げにレースが引っかき回され、冷静なペース判断のできた馬が馬券圏内に来た。2着のアグリは力も上だったし、鞍上のベテラン横典の騎乗はさすがの一語。3着した岩田望は乗れてる。
というか、アグリは普通に先行していたら勝っていたんじゃないかという疑惑が沸々と湧いてきた。横典を褒めていいのか?疑わしい。
で、問題は富田だ。忘れた頃にここで重賞初制覇とわ……
「夏の北海道の経験」とは、オレがこき下ろした札幌エルムSのことか?ワイの愛の鞭に応えてくれてありがとう(号泣)
富田くん、「こんな気の弱いやつは騎手に向いてない」と放言したのは謝る。何もかも愛ゆえの悪口雑言やった。久しぶりの勝負馬券がパー。きみの実力のほどはよく解った。お願いだからもう許してくれ!助けてくれ!
【付記】
このところ、必ず参考にしているのが YouTube の「情報通のウマ談義」である。
競馬は復習がだいぢ。今日あらためて見返したところ、親方の予想に驚かされた。
このあと残念ながら親方は(ワイと同様)ロンドンプランに着目してしまう(5着)。本命がスマートクラージュ。
しかるに実際のレースで勝ったのはテイエムスパーダ、2着のアグリは実力が違ったとして、3着がスマートクラージュ、4着ボンボヤージ、5着ロンドンプラン。「ふつうに予想してたら買えない」テイエムが勝ったばかりか、この馬を含めて北九州記念組が掲示板に3頭も乗っている!簡単やん!
おなじ番組で、共演の銭丸は同様に北九州記念組を重視し、このレースで先行して惨敗した馬の巻き返しというコンセプトの下、逃げ馬のホウオウアマゾンを推奨していた。が、同馬は収録後に出走回避。とはいうものの、コンセプトは完全に正しかった。ホウオウアマゾンがいないなら当然テイエムスパーダである!簡単やん、簡単すぎるやん!
ここまで真相に迫りながら、なぜ当てられないのか。これはアグリの鞍上の横山典が信用できない騎手だからである。ふつうなら、この馬が圧倒的1番人気になっていたはずだ。それが2番人気にとどまったのは横山和から父・典に代わったからだ。息子・和のままなら当然1番人気になり、狙いを絞りやすかった。アグリから北九州記念組にワイドで流すという手があり得た。てか考えるにつけ、この馬が勝っていなければおかしい。
息子から乗り替わった馬は必ず連対させてはいるものの、ふだんの行状が悪すぎて自信をもって買えない。どこまでヨコノリの呪いはつづくのか……まことに忌まわしい。
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