見出し画像

10月の光と影

 すっかり秋の気配に包まれた今日この頃、紅葉がぼちぼち見え始めるようになった。最近の朝晩の冷え込みと日中の暖かさが色づきを促進させることだろう。気温の寒暖差が大きいと紅葉の色が濃くなるようだ。

美しい紅葉になる条件は?

紅葉は、同じ赤や黄色といっても鮮やかさなどには違いがあります。とくに紅葉が美しくなる主な条件は、以下の3点です。

まず日中は秋晴れが続く必要があるといわれています。一定量の日差しがないと、光合成による糖やタンパク質の生成を見込めないためです。昼間、葉が十分に太陽光を浴びてアントシアニンを合成する化学反応も活性化させれば、それだけ赤色は強くなると期待できます。

一方、夜は急激に冷え込むと赤く色づく紅葉にとっては好条件です。夜間にあまり気温が下がらないと日中に形成されたアントシアニンは次々に消費されていきますが、一気に寒さが厳しくなるとアントシアニンの消費活動が鈍くなるためです。夜が明けても多くのアントシアニンが葉の中に残っているので、深みのある赤になるといわれています。

しかし、晴天ばかりではよくありません。雨が降らず大気が乾燥し過ぎると、せっかく見事に色づいた紅葉も枯れてしまいます。豪雨や台風になっても葉は落ちてしまいますが、ある程度の水分を補給するためには適度な降水量が欠かせません。

紅葉がただ赤や黄色に変わるだけでなく少しでも美しく色づくためには、これらの条件が満たされている必要があるわけです。

Lifesocket

最近の北九州ではこの3つの条件が重なっているように感じる。
となると美しい紅葉が期待できるかもしれない。
10月の光は夏と冬の中間色。
市内でも白い光に包まれた光景があちらこちらで見られた。
紅葉前のほんのりとまだ暖かく、麗らかな光と影の世界だ。




北九州市/県営中央公園 山田緑地 河内貯水池 美術の森































MARTIN TAYLOR
Embraceable You


🐭🐮🐯🐰🐲🐍🐴🐑🐵🐔🐶🐗😽🐷