湖畔の彩り
北九州市八幡東区「河内貯水池」は、街からそれほど離れていない山間部に1927年に竣工された河内ダムによって形成された人造湖。日本製鉄が管理を行っている民間所有のダムである。
ダムの上部を渡ると湖畔を廻る遊歩道へと続く。湖畔の樹々は自生したものであり、公園や神社仏閣のように管理されているわけではないので、至極雑然とした景観となっている。それほど沢山の紅葉があるわけでもないのだが、しかしながら時々湖面の光に照らされて輝く様々な紅葉の彩りと出会うことができる。
こういった何気ない自然の景観をカメラのファインダー越しに覗いていると、ふとしたタイミングで偶然ささやかな自然界の美が顔を出す。そういうときには、何やら宝物を発見したような気分になれる。
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