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湖畔の彩り

 北九州市八幡東区「河内貯水池」は、街からそれほど離れていない山間部に1927年に竣工された河内ダムによって形成された人造湖。日本製鉄が管理を行っている民間所有のダムである。
ダムの上部を渡ると湖畔を廻る遊歩道へと続く。湖畔の樹々は自生したものであり、公園や神社仏閣のように管理されているわけではないので、至極雑然とした景観となっている。それほど沢山の紅葉があるわけでもないのだが、しかしながら時々湖面の光に照らされて輝く様々な紅葉の彩りと出会うことができる。
こういった何気ない自然の景観をカメラのファインダー越しに覗いていると、ふとしたタイミングで偶然ささやかな自然界の美が顔を出す。そういうときには、何やら宝物を発見したような気分になれる。


河内ダム

1914年、第一次世界大戦による鉄鋼物の需要増加に対処するため、八幡東区から小倉北区を流れる板櫃川(別名・大蔵川)を堰きとめ、1919年に着工、1927年に竣工した。
官営八幡製鉄所の土木課長だった沼田尚徳が中心となり、設計・施工に当たった。堰堤は高さ43.1m、幅189mで、石造りの立派な造りであり、着工当時は東洋一の規模と言われた。ほとんど人力で工事は進められ、延べ90万人が動員されたが、一人も殉職者は出なかったという。
以降現在まで目立った水漏れは無く、貯水池は現役で稼働しており、日本製鉄九州製鉄所八幡地区(旧・八幡製鐵所)への工業用水供給を現在も続けている。
2007年平成19年)11月30日、近代化産業遺産(鉄鋼 - 八幡製鐵所関連遺産)に認定された。

Wikipediaより引用






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