SNSの移住と失敗のワケ
はじめに
近年、新しいSNSが登場する度に、Twitter(自称X)から移住しようとして失敗する人々を頻繁に目にするようになった、本ノートではその理由について考えていく。
1、機能性の違い
当たり前だが、SNSごとに機能性の違いは大なり小なりある。
Twitterが泥船だと揶揄されているのをよく見かけるが、機能性に優れているのには変わりはない、そしてTwitterを長くやっていればその便利な機能性を当たり前のものとして享受し、慣れてしまうのだ。
つまり、どう言うことかと言うと、Twitterに慣れすぎた人間が別な場所に移住しようとすると、新SNSのメリットよりもTwitterに出来て新SNSに出来ないことのデメリットの方が大きく、ストレスを感じやすいのだ。
2、コミュニティが出来にくい
新しいSNSに移住しようとする人間の動機は、「新しいものが出来たから何となく移住してみよう」と言ったものが多く、動機としてはとても弱い。
現在Twitterを多くの者が利用しているが、元々何かしら目的があったはずだ。
毎日目的も無くTwitterをやっているような者でも元々は趣味の繋がりがほしかったり、同じような境遇の人間と繋がりたかった等、何かしらの目的を持ってコミュニティに参加した上でTwitterをしていることが多い、これが動機の差である。
特に移住を考えるような人間はもう既にTwitterでコミュニティに参加し、新SNSでスタートを切る気がない人間が多いように思う、そうなるとTwitterのようにコミュニティを作って盛り上がるのは難しい。
SNSの本質は同じ目的を持つ者同士で集まれるところにあり、何となくでは長続きせず居心地の良いTwitterに帰ってしまうことだろう。
3、先住民
SNSによっては先住民がいることがある。
自分でTLを作るTwitterとは違ってマストドンタイプのものはサーバーごとにTLがあり、必然的にサーバー内での先住民との交流が前提となることが多い。
ここで問題となるのがサーバーの先住民とノリが合わないことである。
サーバーの雰囲気は先住民達が築いたものであるため、簡単に変えることは出来ない、そのため合わずにTwitterに帰るケースも多い。
おわりに
ここで論じたようにTwitterに一度適合した人間は目的もなく他のSNSに移るのが非常に難しい。
これは筆者個人の感想になるが、目的もなく移住宣言をした挙げ句ノコノコとTwitterに戻ってくるのは人としての品格を落とす行為なので控えるべきだと思う。
様子を見てこよう程度ならむしろどんどんすべきだと思うが、一度Twitterに見切りを付けた風なことをわざわざ言って戻ってくるのはあまりにも見苦しい、どうか辞めてほしい。