読書でまなび「マーケティング思考」
本を読んだ後に、いいこと書いてあったけど思い出せないと思う事が増えてきました。ここではそんなときの振り返りもかねて、本からの「まなび」を中心にメモでまとめてみました。
困難になるマーケティング人材採用の背景
労働人口の減少 : 2001年157万人→2021年125万人(国内新成人人口)
副業・兼業の解禁トレンドに伴う、希少性のある優秀なマーケティング人材の流動化と奪い合い
マーケティング人材の短期育成スクール出身者である初心者の増加
「最新」ではなく「最適」を選ぶ判断
マーケティングの成果を生む土台
マーケティングのフレームワーク
売上を伸ばす5つの方法
短期的に売上を伸ばす
広告/PRで、価値を高く放火する人(=ターゲット)へリーチを上げる
商品/サービスは現状のままで「誰に?」と「何を?」の新しい有効な組み合わせ(ターゲット顧客層と顧客価値)を開発する
商品/サービスの価格を下げることでトライアルを増やす
中長期的に売上を伸ばす
商品/サービスの実態となる仕様・スペックのレベルを高め、価値の大きさと価値を評価する顧客層を広げる
商品/サービスを新しく開発、価値提案の幅を広げる
施策・投資の全体最適化の判断をするためには、「施策全体に関する広くて浅い知識」が必要
1つの施策に詳しくても、そもそもその施策をこのタイミングでやどの優先順位でという専門性や経験は備えていないことがある。
また、できても自分の担当の予算を削ってでもという発想を持つことが稀、自分の仕事を失うリスクを負わないために口にしないことが普通。裏を返すと、これを正論として口にできる人は、仕事の引き合いに困らない、侍史品のある人である可能性が高い
良い成果をあげるためには各施策の担当者同士が連携し、役割の分断を乗り越えて、双方向で意見をすりあわせて調整が必要。
担当や専門領域以外の知識を、浅く広く学び、協働できるチームが成果を出せる。「自分の領域しか知らず、学ばない人」はだめ。
組織としての内製とアウトソーシング
安定して成果を出すチームは、用語と指標の浸透を大切にしている。
用語と指標の定義や運用を共通言語化していると、視点が一緒になる。
用語
TAM (total addressable market) : 自社の事業で獲得できる可能性のある全体の市場規模
SAM(serviceable available market) : TAMの中で商品/サービスの特長から実際にアプローチできるターゲット市場規模
SOM(serviceable obtainable market) : SAMの中で実際に獲得しうる顧客の市場規模