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読書でまなび 「半分にして話そう」

本を読んだ後に、あれなんかいいこと書いてあったけどと思う事が増えてきました。ここではそんなときの振り返りもかねて、感想というよりも個人的な「まなび」を中心にメモでまとめてみました。今回はWBSの解説でおなじみの山川さんの本。TVみていてわかりやすく話される方だなと思っていたので手に取ってみました。

情報を発信する意味

「失言しないこと」を優先して情報を発信することには意味がない。発信するのだから、台本やカンペではなく、まっすぐに向かって話したほうがはるかに思いは伝わる。

上司より長く話す人は出世しない

人は最後まで話を聞いてくれない

伝える力は一生求められる
コミュニケーション力は公私を問わず一生ついて回るもの。コミュニケーション力は生まれ持った素質ではなく、経験で培っていくもの。

「禅」という文字は、「しめすへんに単純の単と書く」
ジョブズも影響を受けた禅の極意は「複雑なものをシンプルに捉えなおすこと」

「ストーリー」と「ナラティブ」の違い
「ストーリー」 企業側が発信する物語が最初から存在。
「ナラティブ」 顧客や生活者とともに物語を展開していき時間とともに作り上げる

テレビとYOUTUBEで輝く人の違い
テレビは時間の制約があり、生放送だから発信する情報も限られる。一方で配信の開設は時間の制約もなく、再生速度など聞き手も変えられるため、特定の分野にマニアックな深い知識を持つ人が脚光をあびる。1億総発信時代はだれでも伝え手になれる

高齢者をひとくくりにする「愚」

ジャパネットたかだの話術
TVの説明をするときに「スペック」の説明から入らず、その商品を買うとどう視聴者が幸せになるかを伝えようとする。

「説得」と「納得」の違い

世阿弥の「花鏡」の精神として3つを意識すること
我見 役者自身の視点
離見 観客が役者を見る視点
離見の見 我見と離見を客観的に俯瞰してみる視点

「商は笑なり」 by 伊藤忠商事 岡藤会長
商売では、結果が出なくて苦しいときほどお客様の笑顔を考えることが大切。苦しいときほど自分の利益ではなく、お客さんの利益が出る仕組みを考える。そうすれば自分たちの利益はあとからついてくる

「本当の顧客視点」 by アマゾン ベゾス氏
顧客主義を主張する会社は多いけど、アマゾンの違いはとの問いに対して、他社は顧客といっても結局競合を見て戦略を決めている。それでは何も発明していない、先駆者とは言えない。すべての戦略を顧客視点で考え抜くこと

上司からの「それで?」は黄色信号
「報告」しようとしているか、「相談」しようとしているか、「アドバイスを受けよう」としているかをわかるようにしておくことが大切

PREP法
Point(結論)→Reason(根拠)→Example(具体例)→Point(結論)で情報を伝える構成のこと
わかりやすく伝えるために「専門用語」「業界用語」の連発には気を付ける

メラビアンの法則
人が伝えようとするときに、「言語情報」が7%、「聴覚情報」が38%、「資格情報」が55%で相手に影響を与える

「説教」「自慢話」「昔話」は禁物

本番で緊張しないコツは満点を望まないこと

SNSで拡散されやすいテーマは「フレッシュ」「ホット」「オリジナル」
オリジナルとして、ググって出てくる情報は調べてわかることなので価値が低い。実体験を増やすことがオリジナル(独自性)を磨くことにつながる

口は1つ、耳は2つ
聞くことは伝えることに一種のため、聞くスキルを磨くことも大切。
賢い人は質問をする、愚かな人は自分の話をする。
パソコンを開きながら話を聞くのは×

記事の格言「旬サイ、寒ブリ、ハツ鰹」
「最」「振り」「初」がニュースの価値の高いもの

AI導入で「ベテランに脚光」
AIの間違いに気付けるのは過去に経験のあるベテラン、若手はAI時代しか知らないために間違いに気づきにくい



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