オレは独身が良いんだ!#3
デスクに座り仕事をしていたオレは少しテンションが高い
なぜなら、今日は金曜日だから!休日万歳!
ねぇねぇ○○君
仕事を手早く終わらせ、帰宅モードに突入していた定時10分前に声をかけられる
振り向くともう1人の同期である久保史緒里が目の前にいた
久:あ、あのさ
そのもし良かったらこの後ご飯でもどうかな…って
なんで同期で同い年なのにこんな妹感があるのだろうか
まぁもう1人のダル絡みテンションウーマンより話通じるし
○:良いよ、行こうか
久:ほ、本当に!?
普段他の人を誘ってるのを見たことがないし、誘うのが苦手な子なんだろう
ここで断れば勇気を出したのが無駄になってしまうよな
○:近くの居酒屋にするか?
それとも行きたいところでもある?
久:居酒屋で大丈夫!
山にはバレないようにお店の前に集合で!
○:オケ
居酒屋に着いて座敷の席に案内された
19:00
久:それでね!○○!
私の上司のさ!これってセクハラじゃない!?
○:あ、あぁ.…
何かあったら直ぐにオレとか山下に言うんだぞ?
久:優しい!○○大好き!
普段の鬱憤がそうとうあったのか、入店して一時間半以上ハイペースでお酒を飲んでいる久保
だいぶ酔ってるな、これ
優しいから好きとか言えるぐらいに酔ってるな
○:はいはい、ありがとね
久:○○は私のこと好き?
○:そりゃ勿論、同期として信頼してるさ
久:○○も好きなんだ、両思い..…ンヘヘヘヘヘ///
○:笑い方怖えーよ
そろそろ出るぞ、飲みすぎだ
久:やだ、○○と一緒にまだいるもん
オレの横に座り腕に抱きついてくる
普段こんな感じじゃないんだけどな….
でも不思議とダルいとは感じないな、テンションウーマンにならないだけマシか
○:じゃああと30分な、終わったら帰るからな
そう言いながら久保の頭を撫でた
オレも多少酔っているから判断が鈍ってるんだろうな
まあいいか
久:ンヘヘ.…もっと撫でて?
○:全く仕方がないやつめ
19:40
○:お、もうこんな時間か
ほら久保、帰るよ
久:じゃあ2軒目行こっか~
○:行かねえよ笑
会計を済ませて店を出る
久:良いの?同期なのに奢って
○:良いんだよ、別に
久:じゃあ○○の家に行ってあげる~
○:飲みすぎです、帰りなさい
久:酔ってないもん!ほぼ素面だもん!
○:ずっとオレの腕にくっついてるじゃねえか
酔ってる何よりの証拠だろ?
久:取り敢えず離さないから
久保はそう言いながらオレの腕に頬擦りしてくる
自宅に着いて
久:ただいまぁ
○:あなたのお家じゃないでしょ
とっととシャワー….あらら
そう言いながら着替えてリビングに行くと、いつの間にかオレの服に着替えてた久保がベッドの中へ
その辺のオレの服取ったのか
久:○○もおいで、一緒に寝よ?
○:オレはソファーで寝るよ
ソファーに寝転がると久保がこっちが良いと上から乗ってきた
ちなみにソファーは背もたれが倒せるタイプのやつだ
普段布団派なのだろうか、だとしたらオレがベッドで寝れるな
そう思ってベッドに移動すると
久:なんで逃げるの?そんなに私と一緒に寝るのが嫌?
○:別に嫌なわけじゃないけど.……隣で寝るのか?
久:うん//
○:ったく、しゃあねえな
結局2人抱き合って寝るのでした
○:独身だと人肌恋しくなることあるもんな…….
つづくかも