オレは独身が良いんだ!#4
土曜日の朝
目が覚めたら久保が腕の中で眠っていた
抱き締める力を少し強めると久保の抱き締める力が強くなった
○:可愛いな.…ナデナデ
つい頭を撫でてしまう
そのまま二度寝してしまった
久:あわわわわ
私は今スゴく動揺している、何故って?
そりゃ○○君の腕の中で寝てるんだよ!?
なんでこうなってるんだろう……
取り敢えず起こさなきゃ
久:○○君起きて.…
○:んぅ.…おはよ
久:可愛い.…じゃなくて私昨日何かしてた?
○:何って酔ってオレの腕に抱きついて、家まで来てベ
ッドに潜り込んできた
久:ごめん..…
○:良いよ、普段一人暮らしなんだろ?
人肌恋しくなることあるもんな
やっぱり○○君は優しい
起きた時は動揺したけど一緒にいると落ちつくし、もういっそこのままここに住みたい
久:○○君は彼女とかいないの?
○:いるのにこんなことしてたらヤベーだろ
久:..…まぁ確かに
○:それにメリットデメリット考えたら独身の方が楽か
な
久:そっか.…お昼までこのまま抱きついてても良い?
○:今日だけな?
○○君は優しいからつい甘えてしまう
そう言えばここのマンションって..…
久:このマンションって山もいるんだよね?
○:下の階に住んでるよ
久:よし、決めた
私もこのマンションに引っ越す
○:.....…はい?
久:そうと決めたら早速動かなきゃ
私、帰るね!
○:えっ…急にどうしたんだよ
久:お邪魔しました!色々ありがとう!
久保は帰ってしまった
ちょっとだけ寂しい、ちょっとだけな
仕方ない、土日はゆっくり過ごすか
そう思ったのも束の間インターホンが鳴る
つづくよ