『魔法・想像』#16

数週間に1度、影龍との近況報告を伝令魔法を通じて行ってた

けど今回の報告が遅く、伝令魔法を飛ばしても応答がない

○:林

林:先生、どうしたの？

○:オレになんかあった時は魔道具の管理はお前に任せ
　るわ

林:………また飛鳥先生を怒らせたの？

目を細め怪訝な顔でこっちを見るな
オレは生徒の中やったら、林が現状一番強いと思ってるんやから

○:亜空間に飛べるの林だけやろ？

林:そういうことね　
　任せといて！

○:おう

次は……

○:大園！　遠藤！

駆け寄ってくる姿見てると妹感に溢れてんな……
いや……犬か？

お前らに渡しとくもんがあってな

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○:与田ー

与:ふぉっふぉまっへふらはい

こいつは……あれやな、リスやな、小動物やな
口のストレージどうなってんねん

○:やっぱりエエわ

与:え！ふぉっ！ふぇんふえー！

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○:菅原は魔力量を増やすこと

菅:そんなこと可能なんですか？

○:正直危ない橋を渡ることになるわ
　危険やったら直ぐに止めることと、他のやつらを頼る
　こと
　エエな？

菅:はい！

○:菅原は必ず化ける、オレが保証する

菅:やった！

ぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ様を見てるとまだまだ子供やなって思うわ

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山/梅:あ、先生

○:お、ちょうどエエところに

久:なんです？

○:先生達が動かれへんときはお前ら3人が他の生徒達を
　動かすんやで

山:急に何よ笑

○:期待してっからな～

すれ違いざまに言うて背後で色々言われたけど、あの3人なら問題ないやろ

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○:1年生諸君～

和:どうしたんですか？

1年生は一貫して敬語やな～
先生してる感じがスゴいするわ、いやしてんねんけどな

○:言うん忘れててんけど、もうじき転入生来るから

冨:本当ですか！？

彩:楽しそう！

○:楽しみにしとけよ～
　その子と魔法無し肉弾戦のみの縛りで闘うとオレが負
　ける可能性もある

茉:そんなスゴい子が来るんですか？

○:しょうゆこと

彩:先生ー！

○:どした？
　ってなんや、急に抱きつきに来て

彩:落ち着くから

ヤベェ、廊下からめっちゃ梅澤が睨んでる
ちゃうねん、オレがハグしたい言うたわけやないねん

冷ややかな目線が……オレ捕まりたくないねん
悪いけど逃げさせてもらうでな

彩:あ！　先生逃げた！

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橋:で、最後が私？

○:おう
　用件は1つよ、飛鳥を頼む

橋:死ぬつもり？

○:別に
　ただ念のためな？

橋:何をしようとしてるのかは分からないけど
　必ず帰ってきなさいよ

○:…………保証は出来ひんな
　んじゃ、あとはよろ～　　ﾊﾟﾁﾝｯ

橋:逃げたな………

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～乃木国北側～

ｶﾞﾘｶﾞﾘｶﾞﾘ

○:びびでばびでぶぅーわ♪びびでばびでぶぅーわ♪
　こんだけ濃く描いたら消えへんやろ
　頼んだで、オレの2つの保険！

あとは～やることはないな

やっぱり飛鳥に怒られるかな～

強くなれよ、若人たち

つづく