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『魔法・想像』#21
久:で、どうするかだよね
梅:相手は5人+1体
山:総力大乱戦は避けられないか……
い:私はなかなか厳しくないですか?
久:そうだね……
後衛の人間を誰と組ませるかも考えなきゃ
山:さゆりんごさんには私を筆頭に組むべきかな
梅:あとは火力支援の……アルノ
ア:はい!
山:あと、かっきーは確実に助けるためにも1回遠ざけ
る?
あ:私の転移魔法で飛ばしましょうか
久:正直それ以外の人を飛ばしても直ぐに戻ってくるも
んね
菅:やっぱり連戦になるのであれば魔力は増やしておく
べきかと…
梅:こうなった以上、そうするしかないか
山:与田、影龍に変身とか出来ないの?
与:竜ならまだしも上位の龍種は無理!
山:だよね~
林:手数の多さで言うと私は先生を相手する感じですね
瑛:じゃあ後衛に私付きます
楓:私も付こうかな
梅:出来るだけ早く戦闘不能にさせて瑠奈に加勢、一気
に叩くのが理想ではあるね
久:七瀬さんは……与田か
与:もちろん、止めてくる
阪:私も前衛として与田に付いていくよ
与:理々杏と蓮加は誰に付かせる……?
梅:蓮加は瑠奈、理々杏は美月かな
2年生はかっきー奪還がメインね
…………………
梅:以上、現段階での作戦はこんな感じで
イレギュラーが起これば個々に臨機応変に対応して
会議室から出ていく生徒達
桃:美月、祐希、史緒里
山:どうしたの?
桃:少し試したいことがあって………
瑛:これ伝えておこうと思うんですけど……私……………
桜:え
遠:本当に?
弓:うっそん…
そして1ヶ月後
生徒達と橋本はグラウンドで待ち構えていると
5人は再び影龍に乗り現れる
橋:ちゃんと日にち守るんだ
●:奇襲せずとも問題ないからな
さぁ始めよか
●●が手をかざすと生徒達は構えるが突如地面に敷地を覆い尽くす魔方陣が浮き上がる
全員:!!
和:いつの間に!?
●:あばよ、せいぜい頑張れ パチンッ
山:…っ………?
何も…起きてない?
山下は後ろを振り返る
そこには生徒が数人しかおらず、影龍の上には賀喜と●●しかいなかった
山:(クソ! 分断か………!!)
~亜空間1~
林:まさかの分断か
松:…………こっちも始めよか
林:戦わざるを得ないと……
菅:本体を倒しても意味ないんですよね、確か
冨:しかも本体は臨界魔法と降霊魔法の2つ持ち
2つとも既に3人にかかってるって考えとくべきと
林:先生のメモ、結構優秀じゃん
■■のもう一つの魔法である「臨界魔法」
人間の120%の実力を出させることがかのうである
故に賀喜は龍との一体化を可能とした
~亜空間2~
与:七瀬さん……ここで貴女を超えます
七:●●に仇なす者は全て敵……
梅:(作戦を綿密に立てたのが裏目にでたか……)
最終決戦が今、始まる
つづく
あとがき
皆様楽しんでいただけてますでしょうか
さ、遂に最後の戦いというところまで書きました
結末はもう決めているんですが、「あれがしたいなぁ」「この子にこれをさせたいなぁ」とか思い付いてはどうやって繋げようとか考えて悩んでます
長く書くとしんどいと思うので出来るだけ短く簡潔に書き上げたいと思います
今になって思います、敵5人+1体は多い
そんなに出さんくて良かったと
頑張りますので何卒最後までお付き合いください