環境を守るために起こしたアクション Part 2
私が起こしたアクションを順番に記載しています。このシリーズ長くなるかもしれないのでナンバーごとに順に読んでもらえたらありがたいです。
さてお次!
③オーガニック、NON-GMO(遺伝子組み換えでない)、Pasture Raised Eggs, Grass-Fed 商品を選ぶ
これもたくさんあるドキュメンタリーを見たなかですぐに始めないといけないと行動した一つです。Food Inc や The big little farm など…
よくオーガニックかどうかなんて食べてもわからないし、ノンオーガニックが体に著しく影響を及ぼしているなんてわからないという、オーガニック商品批判者がいます。
でも、本当にその通り!笑 正直、私もパートナーも味の違いなんてすべてにおいてあまり変わりないと思います。目隠ししてペプシとコーラの違いを見分けるくらいに分からないと思う。
しかも、ノンオーガニックVSオーガニックの体の影響というトピックでたくさんの研究論文もだされています。でも、相関関係は出せても直接的因果関係ってないんですよね。
まあややこしくなるのですが、さくっというとサンプル自体がすべておなじ条件下で実験をしているわけではないのでわからないから。一人は運動をよくする人、一人は運動なんて全くしない。これじゃ、ノンオーガニックの食品が影響を及ぼしているかどうかなんてわからないからです。
でも、一つ言えることは、ノンオーガニックの商品を選ぶことで環境に与えている悪影響は確実だということです。
アメリカのコーンベルト(トウモロコシを栽培している地域)では、全体収穫量の99%以上のトウモロコシや大豆がノンオーガニックです。
トウモロコシは、ノンオーガニックで食べてもあまり体に影響の出ない作物と言われていますが、環境にはかなりの変化を与えています。
農薬は過剰に窒素とリンを使用しています。コーンベルトで使用された農薬がミシシッピ川を通ってやがて、メキシコ湾に流れ出てきます。
メキシコ湾に流れ出たそれらの物質により藻が急激に大量発生し、やがてその藻たちが大量に酸素を取り込み腐敗し始めます。
それが、メキシコ湾の酸素不足を起こし、大量の魚介類や海洋生物が海岸に死体となって現れます。これが、アメリカのDead Zone(酸素不足の海洋地域)です。
州にもよるのですが、トウモロコシ10本が1ドルなんて場所もあったりします!安い商品の裏には必ず誰かが犠牲になっていると購入する前に考えることが一番です。
アメリカ政府がトウモロコシ農家に助成金を出し、それらの農家への税金を引き下げ、農家は農薬を使い続ける限りアメリカが世界一のトウモロコシ収穫量の座を守り続けることは確実ですね。
さて、先日3年半ぶりに日本に帰国したのですが、物価の安さと食品の安さにショックを受けました。
卵1ダース18円!!!!(5000円以上購入の人とか?)もやし28円!
豆腐50円!
衝撃…
この卵1ダースを生み出したニワトリたちがどのような状況に置かれているかは、いくつかドキュメンタリーをみたら明らか。一生を羽も広げられない狭いケージの中で終え、卵を産めないとなると食肉に出されるか処分される。
涙が出てくる😢
唐突ですが、私はヴィーガンでもベジタリアンでもありません。
お肉も卵も乳製品も食べます。強いて言えば、フレキシタリアンです。
こういうと、絶対にフレキシタリアンってなに?という質問があり、そのあとに絶対に「それって普通の食事やん!」というツッコミが入ります。笑
私の経験上、フレキシタリアンの人は確実にお肉や魚の量をかなり減らした食生活を送っている人が大半です。それに比べて普通の日本人の食事ってお肉や魚が入ってない曜日がない日がないというくらい、毎日の食事が肉食ですよね。アメリカは、ふらっとお店に入っても絶対にベジタリアンメニューは揃えています。でも日本のレストランでベジタリアンメニューがあるお店が今回少なかったんです。
週の半分はベジタリアンの食生活を送っている私たちは。今回の日本滞在はルールを破らないといけなくなってしまいました。泣
でも、意固地になりすぎずストレスフリーにフレキシタリアンを続けることが目標なので、2週間の滞在は甘めに!笑
最後にPasture Raised(放牧)やGrass-fed(牧草を食べさせた) 商品(主に家畜類)。
なぜ私がこういった取り組みをしている農家さんを応援するのか。それは、どうしてもCageに入れっぱなしにしている農家は、ほとんどが動物を動かさないことで餌の量を抑えたり、狭い敷地にたくさんの家畜を入れることで、もっとたくさんの収入を得ようと考えている農家がほとんどだからです。Grass-fedした家畜よりトウモロコシを食べた家畜のほうが成長が早い(太る)し、エサの費用も安く済みます。ですが、牛は本来トウモロコシを食べる生き物ではありません。食べ続けたら、牛の胃ではトウモロコシを毎回消化できず、消化疾患やミネラル不足で病気になることが増え、最終的に死に至ります。
そして、前文でも述べた通り、99%以上のアメリカ産トウモロコシはノンオーガニック。それを食べ続ける家畜。知らず知らずのうちに、環境汚染と動物たちをもっと苦しめていることになるのです。
この事実を知った今、コストがかかろうとも、そういった商品を選ばなくなるのは自然でした。
④ゴミを拾う
80%の海ゴミは、海上でゴミになったわけではありません。
海ゴミのほとんどは、私たちの歩いている路上から、環境的要因(津波、台風、風、雨など)や鳥やラクーンなどの生物によって川から流れついたゴミがほとんどです。目の前にいるカラスが、誰かが捨てたタコベルのソースパッケージを拾って去っていったときは衝撃でした。あ、これもたべるのか!と。
私たちは海に捨てたつもりはないのに、最終的には海にゴミが流れてしまう。
それを食い止めるために今私ができることは、ゴミを捨てないことと、プラスチックや生分解できないものをできるだけ手放すこと、それと一つでも多くゴミを拾うことにあるのかなという結論に行きつきました。
ゴミを拾う生活をし始めると、ゴミのトレンドがわかって面白くなってくるんですよね。
コロナの2020-2021年は主にマスク、ゴム手袋、大麻関係のゴミ(ストレス発散かな?笑)、お持ち帰りのレストランのゴミだったのですが、今はコロナゴミは減少してきて、コロナ前と同じようなゴミの割合に変わってきています。
ゴミの中で一番多いもの。たばこの吸い殻。これ全世界共通なのかな?
たまに勘違いしている人がいるので声を大にして言いたい。
たばこの吸い殻フィルターは95%以上がプラスチックなので生分解できません。
たばこのゴミのせいで、たくさんの生物が今も苦しんでいます。
ポイ捨てをしている人は、そのことを頭の片隅においてもらえたらなと思います。