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海外登山#12 「タスマニア最高峰の景勝地」クレイドルマウンテンの行き方/楽しみ方

【イントロ記事の構成】

クレイドル・マウンテン(Cradle Mountain)
オーストラリアの南東の島、タスマニア(Tasmania)の北西に鎮座する1545Mの山です。堂々と君臨する山の姿とそれを取り囲む山々、谷、湖を見るために、世界中の観光客を惹きつけます。国立公園や世界遺産に認定されていることから、厳しい自然保護に守られているます。そのおかげもあり、山嶺の美しさだけではなく、四季折々が見せる多様な植物や動物、タスマニア中央平原の広大な風景、氷河がかたどった渓谷、点在する透き通った池、といった様々な自然がおりなす景色を楽しめます。高難易度の登山から、老若男女が気軽に楽しめるハイキングが楽しめるのも、この国立公園の魅力です。また、世界遺産にも認定されています。

私自身も夏、秋、冬を通して合計7日間滞在し、様々な登山、ハイキングをしました。同じコースに挑戦することもありましたが、一才飽きることなく楽しめました。本当にオススメの国立公園です!!

本記事を通じて、そんなクレイドル・マウンテンとその国立公園(Cradle Moutain - Lake St. Clare National Park) 内の見どころ、難易度に応じたオススメの登山コース、行く前に知っておきたい注意点や準備/必須の装備、アクセスの仕方をシェアしていきます。

本記事を通して
①クレイドル・マウンテンへ行きたい方に役立つ情報を提供する
②タスマニアの魅力が伝わる
③これから旅をしたいな思っている人にも少しでも参考になる
ことが目標です。楽しんでいってください!!

なお、これ先から下線が引かれている地名は、
クリックするとGoogle Mapや予約リンクに飛ぶようになっています。

是非、参考にしてみてください。
また地名の()内にMapsMe内の名称も記載しておきます。


クレイドル・マウンテンとその国立公園の魅力

【その美しさ】
動植物が顔を出し始める春、
高山植物が咲き乱れる夏、
観光閑散期となり自然の静寂さを楽しめる秋、
アンタークティカの風が戦ぐ雪化粧の冬、
岩肌を赤くほのかに照らす暁の朝、
蒼穹がはえる昼、
星が散りばめられた夜空、
どんな時に行ってもその自然が楽しめます。

6月:ドーブ湖(Dove Lake)に映し出される冬のクレイドル・マウンテン
5月:紅葉時も美しい

【多様な難易度と景色のハイキング/登山コース】

様々な難易度に応じた登山コース、ハイキングコース、トレッキングコースを有するクレイドル・マウンテン−セイントクレアー湖国立公園の魅力です。体力に自信がない方でも、気軽に歩きながら絶景を楽しめます。冒険や高難易度の登山を楽しみたい方には、クレイドル・マウンテン登山がオススメです。さらに、広大な自然の中に入り込みたい方は、バーン・ブラッフ(Barn Bluff)やタスマニアトレッキングの花形である65KMを踏破するOverand Trackもオススメです。

この先はOverland Trackに行く人のみが進める道

【動物たち】

ガスも電気もない人里離れた場所で、のびのびと動物たちが生きています。有袋類(お腹にポーチを持っていて、そこで子育てをする哺乳類)を含めた様々な動物たちに会うことができます。カンガルー似た動物のパディメロンやワラビー、可愛らしい目を持つポッサム、寝ている間にテントの中に入ろうとするバンディクー、よちよち歩きのエキッドゥナ、そして、モフモフでノソノソ歩くウォンバットと様々な動物に会うことができます。特に探す努力はいりません。ハイング、キャンピング、散歩、サイクリングをしていれば普通に会えます。特にかわいいのがウォンバット。効率やスピードが求められる現代において、ゆっくりとただただ草を食べるウォンバットを見ていると、ゆっくりと時間を過ごすの大切さに気づかされます。

ウォンバット いつむ見ても可愛いの〜

【クレイドル・マウンテン (Cradle Mountain)】

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