海外登山#15「タスマニア中央高地に潜む"嘆きの壁"」 Walls Of Jerusalem の行き方/楽しみ方 @タスマニア
イントロ
タスマニアの12%は、中央高地(The Central Highlands)と呼ばれる地域があります。風が吹きさらしの高原、高い標高による寒さ、切り立った岩岩しい山々により、人の定住には適さない広大な地形が広がっています。その自然のあるがままの原風景を持つ高地の心臓部にWalls Of Jerusalem 国立公園があります。
今回は、このWalls Of Jerusalem国立公園の中でも、タスマニアの中央高地のワイルドな自然とその絶景を楽しめて、なおかつ体力的負荷が少ないMount Jerusalemコースを紹介していきます。
ちなみに、タスマニアで最も有名な景勝地である『海外登山#12』にて紹介したクレイドル・マウンテンもこのWalls Of Jerusalem国立公園の近くにあります。地形が似ていることから姉妹のような関係です。この二つを分かつ大きな違いは、Walls Of Jerusalemの方は①大々的に観光化されていないため登山者が少ない、②無料キャンプ場がたくさんある、といった通向けな場所です。
本記事では、
Walls Of Jerusalem国立公園と周辺の見どころ
Mount Jerusalemコースの概要や難易度/装備、
行く前にすべきこと、
注意点、
実際の行程(体験記)
アクセスについて
シェアしていきます
タスマニアへ行ってみたい方、
アウトドアをこよなく愛する方、
タスマニアが大好きな方、
漠然とでもいいので旅をしたい方に、
①Mount Jerusalemに挑戦したい方が
無事に帰って来れるような役立つ情報を提供する
②タスマニアの魅力が伝わる
③これから旅をしたいな思っている人にも少しでも参考になる
ことが目標です。
最後まで読んでいただければ幸いです!!
これ先から下線が引かれている地名は、
クリックするとGoogle Mapに飛ぶようになっています。
是非、参考にしてみてください。
また地名の()内にMapsMe内の名称も記載しておきます。
Walls Of Jerusalem国立公園と周辺の見どころ
Walls Of Jerusalem 国立公園
タスマニア中央高地にある国立公園です。 Walls Of Jerusalemとは、言わずと知れたイスラエルの「嘆きの壁」のことです。1849年測量技師のJames Scottがその切り立った絶壁の様が嘆きの壁を想起させたことから、この名前がつけられたそうです。「嘆きの壁」という国立公園の名前にちなんで、以下で紹介するように、イスラエルと旧約聖書に関連するランドマークがたくさんあります。
この国立公園の魅力として、①手付かずの自然が残されていること、②無料キャンプ場が多いこと、③コースの派生が多いこと、④観光客があまり来ないことがあげられます。観光客の喧騒を避けながら大自然に身を委ねがら、一泊以上して、自身の好きなコースや日程を楽しむことができます。
本国立公園では、テント泊する人が多く来ます。テント泊は、人里離れた手付かずの自然の中でゆっくりと時間を過ごすにはうってつけです。時間に追われずに国立公園を散策できたり、夜に圧巻の星空を眺めたり、山の頂上で夕食を楽しんだりといろいろなことができます。みなさんも、可能であれば、1泊以上のテント泊をオススメします。
Mount Jerusalem
Walls Of Jerusalem国立公園で最も上られている山です。本記事で紹介するコースでは終点にあたる場所です。標高は1459M。頂上の景色は圧巻です。Cradle Moutain から Lake St. Clare を一気に結ぶOverland Trackを外側から眺めることができる360°の大パノラマを目に焼き付けることができます。
King David’s peak
標高は1499Mで、タスマニアで16番目の標高をもつ頂です。Mount Jerusalem方面に歩いていると急に視界が開けて、そこには、威厳のあるそりたったKing David’s peakが表れます。下から眺めるだけでも素晴らしい景色です。このピークを開けたところから見上げることができるHerods Gateというビューポイントがあります。インスタ映え間違いなしです!!寄り道すれば、山頂にもたどりつことができます。今まで歩いてきた道を見下ろすことがきます。
Solomons Throne (ソロモンの玉座)
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