貴族の要素とは

迂回路です。
前回記事から日があいてしまいました。

自分にとってのいい暮らしの要素を集約したら貴族の単語が出てきた、モチベーション維持のために爵位を買うことを目標にしよう!
との前回記事を踏まえ、本記事では貴族の要素について考えます。

前回記事はこちらです。本記事単体でもお読みいただけますが、よろしかったらどうぞ!


迂回路が考える貴族の要素

本題です。
小市民が実生活で実践していけそうな「自分にとっての貴族の要素」を挙げていきます。
目次の通り、生活が贅沢、血統や家系に誇りを持っている、特権を持っているといった一般的な貴族のイメージが含まれておりませんが、そこは何卒ご容赦いただければと存じます。

1,財産がある

最初から小市民が実現するにはハードルが高いですが、貴族の要素としてはやはり外せないと考えます。
賃金労働を必要としないほどの不労所得がある(≒FIREの実現)のが現代でこれを最も実現している姿でしょうか。
FIREほどでなくても、お仕事で得るお給料とは別に、お金に働いてもらって収入を得る手立てがある、程度なら実現できそうです。

2,知識と教養がある、文化的な興味を持っている

これを外す貴族の方はいらっしゃるんでしょうか……いえ、ゼロではないと思いますが。
私は西洋絵画を見ることが趣味の一つですが、描かれているものや意味するところは、(お恥ずかしながら)その手の辞書と解説文を読んでようやっと、辛うじて分かる程度です。
辞書や解説文なしでその絵の意味や素晴らしさを理解できるのは、やはり教養があることに他ならないのではないでしょうか。
ハイカルチャーに絞らなくとも、文化的なものに関心があり、更に理解できるように学ぶことは実践していけそうです。
とはいえ、自己紹介の通り、好きなものが漫画に偏っている私には、まず関心の幅を広げることが必要かな……(苦笑)。

3,社会的な貢献をしている

noblesse obligeという言葉を、本noteを書き始めるよりずっと以前に聞いたことがあり、この度、意味を調べてみました。
ざっくり現代的な解釈をとるならば、社会の模範となるように振る舞うべき、の意味で、企業のCSRに相当するものでしょうか。
貴族としての社会的な貢献としては、残念ながら全く理解が進んでいないので、日々考えたり学びになりそうな本を読んだりしながら過ごしていきたいです。

4,言動・所作・態度が優雅である

この項目を書くに当たり、初めは「マナーがしっかりしている」で下書きをしました。が、TPOに対して適切でも貴族的な優雅さとは結びつかないな……と、考え直し、表現を改めました。
ここ2-3年、定期的に歩き方を学ぶ教室に通っていますが、歩けていることと歩き方が優雅であることはレベルが違うことを実感した経験があるのも作用したかもしれません。

歩き方を学ぶことを通じて、優雅といえる水準があることに気付けてはいますが、現在地からはだいぶ距離がありそうです。

5,上質なものを身に着けている

イメージ先行の要素です、で片付けるのも適切ではないので、少し違うことも考えてみます。身に着けるもの全てを上質なものにします!ではお金の問題になってしまいますしね。

身なりが素敵だな、と思う方は、単におしゃれなだけではなく、その人や場面に最適なもの(≒違和感がないもの)を身に着けている印象があります。
 (違和感が少ないと当人の魅力を損なわないのでしょうか?)
自分にとっての定番品になるものを理解して、良いものを取り入れられるようになりたいです。

6,寛容である

こちらもイメージありきの要素ですが、創作物などでの貴族は、他の社会階層よりも寛容さが目立つように感じられます。特に対外的な振る舞いでそう見えますが、社会が貴族に寛容さを期待しているからなのでしょうか……?

 伝統や価値観に固執するため不寛容に見える場合もありますので、一概に貴族が寛容とは言えないのかもしれませんが、私の目指すいい暮らしのいち要素として、精神的に穏やかで余裕がある を挙げていますので、その現れとして寛容であることをリストに入れておきます。
寛容さはないよりあった方がいいですしね。

7,過度な浪費をしない

貴族は贅沢な暮らしをしている印象がありますが、現代のイギリス貴族の日常生活はとても質素である、むしろ質素な暮らしにこそ品位がある、との考え方があるといった話を読んだことがあります。
私の観測範囲でも、暮らし方が素敵だ、気品があると感じる方は、この傾向があるように思われます。
これはミニマリズムやシンプルライフとも縁がありそうです。
私の場合はお金に制約があるから、が起点ですが、浪費をしないこと自体はすぐにでも取り組めるかと。
実践から品位に関する気付きが得られると良いのですが。

「いい暮らし」で挙げて貴族の要素で触れなかったもの

何点かは上記で扱った要素と重複しませんでしたので、参考程度に並べておきます。

  • 管理するべきものが少ない

  • 整頓された環境で快適に生活している

  • 距離感を保ったいい人間関係を維持できる

  • 心身共に健康であり、自分の努力で維持できる

  • 仕事では無理をしない

貴族というより、現代人にあったら良い要素のようにも見えます。
まずは自分のキャパをよく理解することが肝要ですかね。

実践できそうか?

どの程度を目標とするかにもよりますが、きちんと実践できそうな内容ではないかと考えます。
(そもそも目指せそうなものに絞っていますし)

今すぐ取り組んでいけそうなのは
 2,知識と教養がある、文化的な興味を持っている
 7,過度な浪費をしない
の2項目でしょうか。
特に7は、ゆるミニマリストを目指すことでも近づくことができそうです。

具体的な目標や取り組みは別途記事にします。
またご覧いただければ幸いです。

おわりに

想定より長くなったり、その割に考えの進んでいない要素があったりですが、お読みいただきありがとうございました!
この要素については定期的に振り返っていきたいです。

次回はミニマリスト方面の話題を扱いたいと考えています。
またお付き合いいただければ幸いです!

231018  迂回路
240106 意味を変更しない範囲で表現の一部を修正

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?