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探偵を始めて最初に当たる壁

今回は、これから探偵になろうと思っている方向けの、探偵の修行中に最初に当たる壁を書いていきます。
初めはほとんどの方が探偵事務所に就職してから、探偵のキャリアがスタートします。

最初にやることは、上司や先輩の横について調査を経験することです。
僕の事務所でもそうですが、2週間ぐらいは横にいるだけです。
空気感に慣れてもらうことや、調査の流れを見てもらうことが目的です。
実際に張り込みや尾行を経験するので、自分がこれからやっていくイメージをここで掴むことができます。
逆にここでしっくり来ない方は、続けずにやめたほうがいいです。

そして、いよいよ就職して2週間以降ぐらいに「つまづきポイント」に当たります。
それは、短時間一人で張り込みを任せられるということです。
ほんの30分から1時間、一人で張り込みを行うのです。
これまでの2週間で張り込みを経験していますが、いつも先輩が隣にいた。
しかし、それが一人になった瞬間になんとも言えない重圧がのしかかってくるのです。

見逃してはいけない
責任重大
自分しかいない
動いたらどうすればいい?

などのキーワードが頭を駆け巡ります。

そう、この時点で、張り込みとは「見ているだけ」ではないことに気づくのです。
その前後の流れ、準備、報告などを頭で確認しながらじっと監視する。
そして、対象人物だけでなく「周囲にも気づかれてはいけない」。
非常に重いプレッシャーで、メンタルが削られます。

これが、最初に当たる壁です。
やってみると、めちゃくちゃプレッシャーがあるものです。
僕自身、これを経験してきましたが、最初は本当にこの通りにプレッシャーを感じていました。
一旦乗り越えることができれば少しは和らいでいくのですけどね。

このプレッシャーに耐えられずにやめていった方も何人かいますし、
先日、数年やっていた方が辞めました。
その理由も、このプレッシャーに慣れることができなかったから
というものでした。

それほど張り込みというのは見た目よりもプレッシャーがかかるものなのです。

ただ、正直言ってしまうと、今僕の事務所で5年以上やっている方々は、こういったプレッシャーを「感じない」特殊な方々です(笑)
乗り越えるタイプと、端から感じないタイプがいるのも事実。
探偵に向いているのはもちろん後者ですが、もしご自身が前者でも大丈夫。
12年やっている僕も前者でしたから!笑
これから探偵になろうと思っている方は、参考までに!



ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/