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終わらせ方を考える

 今日はちょっとネガティブに一見思えるような内容を書いていきます。
 もしかしたら以前書いた内容と重複するかもしれません。

 ものごとのサイクルには「始める」「続ける」「終わらせる」の3つあります。一番簡単なのは「続ける」ことです。問題は次です。
 「始める」ことと「終わらせる」ことはどちらの難易度が高いでしょうか。

「始める」ことじゃないと僕も思っていましたが、実際は「終わらせる」ことの難易度が一番高いのです。なぜか。
 これまで続けてきた、よく言えば文化です。この文化を終わらせるには色々な抵抗勢力がいます。ノスタルジックに過去を振り返り、あれがよかったとか悪いと言いたいわけではありません。
 過去の遺物に囚われ新たなものにチャレンジがしづらくなっているから、新しいことをするためには過去のものを捨てないとリソースが空かないのです。

 聞いた話ですが、とある大手企業では毎年社長が終わらせるものを決めるといいます。それくらい強い意志がなければ、これまでやってきたことをやめる、言い方を変えれば捨てることができないのです。

 日本人は保守的とよく言われます。保守的の言い方を変えれば、これまでの慣習を変えない、一番簡単な道を進んでいるということです。
 簡単ということは考えていないということです。最近何で見聞きしたのか記憶にないですが、日本人はコンサルを入れすぎで会社の考える機能を外部化しすぎみたいな話がありました。
 ある意味日本の会社の末路といってもいいでしょう。

 会社だけではなく僕個人としても難しい道にチャレンジしていかない限り、継続的に成長し続けてできないのです。

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木村大
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