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私を構成する5つのマンガ

 企画元のアルさんには悪いのですが他社の無料試し読みのリンクを貼りましたので是非読んでいってください!

 漫画や小説、アニメに少なくないお金と時間を費やした私に絶好のお題なので、作品を洗い出す所から丸一日以上かけてこの記事を書きました。

 「私を構成する」というからには面白いだけではなく、そのマンガを通して何かしらを学び血肉となった作品を選びました。

 世間的にはマイナーな作品が多いため、布教する絶好の機会でもあるので、まずは作品紹介からしていきたいと思います。

 その後に学んだ事の解説を書きますので、是非とも最後までお付き合い下さい。

私を構成する5つのマンガ作品紹介

 作品紹介の1番上に無料試し読みのリンクを貼りましたので是非どうぞ!
 気に入ったらAmazonリンクも貼りましたのでポチっちゃって下さい。

ヴァンパイア十字界

 是非、これだけでも試し読みしていってください!

 有名どころだと「スパイラル~推理の絆~」「絶園のテンペスト」「虚構推理」の原作者である城平京が手掛けるファンタジーミステリーとでも呼ぶべき作品です。

 舞台は現代日本ですが、不老のヴァンパイアのお話なので物語は中世から始まっています。

 遠い昔、夜の国の至高のヴァンパイア王は、あまりの強さから人間だけでなく同族からも恐れられた。そしてついには愛する女王を人質にとられ、王は処刑されることとなる。
 しかし、それに狂乱した女王は自分でも知りえなかった秘めた魔力を暴走させ世界を崩壊の危機へと追い込んでしまう。
 人々はかろうじて女王を世界のどこかに封印するが、王はそれに怒り、自ら夜の国を滅ぼしてしまう。

 女王を助け出すために、王は封印をめぐって同族や人間たちと果てのない戦いを続けていく。
 最後のヴァンパイア王「ローズレッド・ストラウス」は、守るべき国も民も捨てて封印を探す放浪を、千年以上も続けている…。
 ただ、愛する女王「アーデルハイト」を取り戻すために。
Wikipediaより引用

 元々ミステリー系が得意な作者さんなので、大量の伏線とそれを回収しつつ二転三転して広がっていく物語の展開のさせ方が非常に上手く、作品に引き込まれていきます。

 主人公は強いのですが最強という訳でもなく知略を巡らせて勝つタイプでいわゆる「俺TUEEE」のように無双するお話ではありません。

 大量の小説や漫画類を断捨離で売ってしまいましたが、これだけは売れず未だに保管してあるくらい気に入っています。

 気に入ったら、古い漫画のためAmazonで中古が安く手に入るので課金するより買った方が送料込みでも安いのでぜひどうぞ。


まおゆう魔王勇者

 元々は2ちゃんねるのVIPスレから発生したこの作品は、魔王と勇者のバトル物…という訳ではありません。(バトルもありますが…)

 この作品の世界を救う方法は当時の漫画などの常識からは異質です。

 「主人公が悪人を倒して世界が平和になりました」

 RPGやバトル物の殆どがこの一行で完結しますが、この作品はもう一歩踏み込んできます。

 舞台は中世ヨーロッパ風の世界で、現代人に近い知識を持つが弱い魔王とバカだけど最強の勇者が表向きは戦争を継続したまま、戦争により成立している人間界の経済や食糧などの問題を秘密裏に解決し、戦争を終わらせても人類が滅びない状態を整えてから戦争を終わらせる事を目指して活動していく漫画です。

 人間と魔族が長く戦争を続けている世界……。強大な力を持つ「勇者」は、魔王を倒して人間世界を救うべく魔王の城に乗り込んだ。
 だが、そこで彼を待っていたのは、人間の女性そっくりの「魔王」であった。
 彼女は勇者と戦おうとはせず、勇者に自分のものとなるよう契約を求めてきた。

あくまで魔王と戦おうとする勇者に、魔王は冷静に人魔間の状況を語り、現在の社会秩序や経済活動が戦争に依存しており、魔王を倒しても根本的解決にならないことを説く。

彼女の願いが終戦による破局でも戦争の引き伸ばしでもない、争いや飢えのない新たな可能性であること、そのために勇者の協力を求めていることを理解した勇者は、彼女の契約を受け入れる。
Wikipediaより引用

 ある意味、現代レベルの知識を中世ヨーロッパに持ち込み知識で無双しているので「なろう系の元祖」と言えなくもないですが、一山いくらの異世界転生モノと物語の完成度は全く違います。

 また、この作品には亜種が沢山有りますが今回リンクを貼っている作品が最もネット小説時代の作品に忠実と言われています。
 私自身も全ての亜種を読んだ訳ではありませんがこれが1番近かったと記憶しています。

 古い漫画なのでAmazonで中古が安く手に入るため課金するより買った方が送料込みでも安いです。


魔法少女プリティ☆ベル

  史上初!35歳の色黒ボディービルダー(♂)が魔法少女?を務める異色すぎる作品です。

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©魔法少女プリティ☆ベル/KAKERU

 少女とかプリティの要素全く有りませんね(笑)

 しかし、いわゆる萌え絵に耐性が無いと抵抗があるかもしれません。
 また、R-18ではありませんがAmazonではエロ扱いされているので注意。

 魔法の杖「リィン・ロッド」が目覚め、その適合者「魔法少女プリティ☆ベル」が現れるとき、世界に必ず大きな危機が訪れるという。

 リィン・ロッドを守り、プリティ☆ベルをサポートする天使ミルクとココアは、リィン・ロッドを奪うべく襲い来る敵の攻撃に傷つきながらも、適合者の少女美咲エリの住む街に辿り着く。
 リィン・ロッドの鐘の音が鳴り響き、適合者の少女が間近に居ることを知らされるが、リィン・ロッドが指し示したのはエリではなく、エリの近所に住むボディビルダーの高田厚志だった。
Wikipediaより引用

 バトルやサービスシーンの類は多いのですが作品の本質はそこではなく、政治、軍事、経済、社会の仕組みなどについて考えさせられる漫画です。

 序盤はお色気バトル物的な展開が続くので、ある程度読み進めないと本質に辿り着けませんが是非とも読んで頂きたい作品です。


めだかボックス

 「化物語」などの物語シリーズの作者である西尾維新が原作を務めるジャンプ漫画です。
 独特の作風と台詞回しに定評のある西尾維新らしさは健在で、この作品でも数多くの名言が生まれています。

 文武両道・容姿端麗・質実剛健・才色兼備・有言実行……の完璧超人である箱庭学園の1年生、黒神めだか。
 彼女は入学したてでありながらも、生徒会長選挙で大言壮語を放った結果、98%の支持率を得て箱庭学園第98代生徒会長となる。
 選挙戦での公約通り「目安箱」を設置し、その投書に書かれた案件を幼馴染の人吉善吉と共に解決していく。
Wikipediaより引用

 連載時の人気投票では主人公の黒神めだかを抑えて敵キャラの男性が毎回1位になるほどの人気を集める珍しい作品で、私もそのキャラが好きです。

 後半はジャンプ漫画の宿命から逃れられずほぼバトル漫画に変化していってしまいますが、一応学園ラブコメ物だと思っています。


シティーハンター

 この5作品中で唯一説明の必要が無いくらい有名な作品です。

 キャッツ・アイを生み出した北条司の2つ目の作品で、裏の世界でスイーパーとして名を馳せる冴羽獠が主人公のハードボイルドな作品です。

 広く知られている事や、基本的に
「依頼者が何かしらの理不尽な理由で不幸になる~依頼を受ける~下準備をして依頼を達成する~次の依頼者が…」
 といったストーリー展開で物語が進んでいくため、1話を読んで貰えば世界観などが良くわかります。


作品のどういった所が私を構成しているのか

ヴァンパイア十字界
 この作品は物語の真実とされている部分が何度も変わります。
 それはあくまでも第3者の視点から見た事実真実として伝えられた事や政治的に秘匿した方が良いので改竄された真実が広まった事が原因です。

 ネットでもよく言われる事ですが情報は一次情報にこそ価値があり、二次情報以降は個人の主観が入った創作物の域を出ません。

 この作品は今でも「ソースを確かめるまでは他人から見聞きした話はおとぎ話」という考え方の礎になっています。

まおゆう魔王勇者
この作品では貧しい国は魔族と戦争をしてお金を稼ぎ生活しているのに対し、戦争地帯から離れた国は貧しい国に戦争の支援金を送り作った武器等を買わせて経済を回しています。

 戦争に頼り切った経済を立て直す事と食糧問題を解決するために経済の話が頻繁に出てくるので、私が経済に興味を持ったきっかけとなる作品です。

魔法少女プリティ☆ベル
 序盤はギャグありエロありの魔法少女?モノといった感じですが、四大魔王軍や天界といった役者が揃った辺りから展開が大きく変わります。

 各魔王軍同士の軍事的なバランスの取り合いや政治的な駆け引き、経済や教育や政治の在り方などが物語に深く関わってきます。

 これらは現在の国際社会情勢にも当てはめる事が出来るため、世界がどのようにバランスを取り合って平和を維持しているか非常によくわかります

 まおゆうで湧いた経済への興味が更に深まりファイナンシャルプランナーや税金、年金、経済学や政治を学ぶ決定打となった作品です。

めだかボックス
 主人公のめだかちゃんはカッコ可愛く何をやっても天才で感情移入し辛いのですが、先程も紹介した人気投票No.1の球磨川禊が放った一言の為にこの作品を入れたと言っても過言ではありません。

しなないと思っている2

©めだかボックス/原作:西尾維新 作画:暁月あきら

 私はこれを見てハッとさせられました。

 私自身も東日本大震災で宮城県に派遣され、最前線で沢山の行方不明者さんを見てきました。

 子供から老人まで様々でしたが、災害が起きる前日も「明日も普通に生きているだろう」と殆どの人が思っていたと思います。

 今でも毎日沢山の人が亡くなっていて、自分自身の命も何かの弾みで簡単に失われ二度と戻らない物だと理解するキッカケとなった台詞なので、以来毎日を大切に生きていこうと心に留めています。

シティーハンター
 どんな理由が有ろうと殺人は犯罪です。許される行為ではありません。
 しかし、法の隙間をかいくぐり法で裁けぬ悪は存在し、得てして正攻法で倒す事は困難を極めます。

 必殺シリーズでもそうですが、中村主水や冴羽獠などの登場人物は殺人を是としていませんが「毒を以て毒を制す」ため悪に身を落としています。

 世の中は綺麗事だけで解決できない問題が山ほどあり、必要悪という概念を知るきっかけとなりました。

 この作品は私が自衛隊に関する記事を書く要因にもなっています。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 読んでいて面白い作品なら他にも沢山あるのですが、今回は私を構成するというコンセプトでしたのでこのラインナップになりました。

 マイナー作品しか読んでいない訳ではなく

少女漫画
怪盗セイント・テール、神風怪盗ジャンヌ、ママレード・ボーイ、ベルサイユのばら、花より男子、快感フレーズ、のだめカンタービレ、桜蘭高校ホスト部、美少女戦士セーラームーン、魔法騎士レイアース、会長はメイド様、ふしぎ遊戯、カードキャプターさくら、フルーツバスケット
少年漫画
ジョジョの奇妙な冒険、スラムダンク、るろうに剣心、ドラゴンボール、北斗の拳、ワンピース、テニスの王子様、デスノート、魔人探偵脳嚙ネウロ、暗殺教室、BLEACH、ボボボーボ・ボーボボ、僕のヒーローアカデミア、鬼滅の刃、進撃の巨人、四月は君の嘘、ハヤテのごとく、名探偵コナン

 など作品を挙げたらキリが無いですが、読んできた作品数とジャンルの幅広さには自信が有ります。

 面白かった5つのマンガというテーマだったら作品を選ぶ所から丸一日では書けなかったと思いますが、今回挙げた5作品はどれも非常におススメなので興味が湧いて読んでいただけると嬉しいです。

 最後までお付き合い下さりありがとうございました。

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