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キャンプ動画の有益性を改めて考えてみた。2024年8月4日

 Youtube などにキャンプの様子を撮影し投稿していらっしゃる方がいますよね。

 実はつい最近までまったく興味がなかったのです。他人様のキャンプの様子を眺めることに何の意味があるのだと。
 でも、そんなキャンプ動画に対する評価を改めるきっかけがありまして。今回はそれを少し語ってみます。


評価を改めた経緯

 評価を改めた経緯だけ先に書くとこうなります。

  • 自然音(水のせせらぎの音とか)にはセロトニンという脳神経物質の分泌を促す効果があると学んだ。

  • セロトニンといえば、ストレス軽減効果などがある脳神経物質である。

  • 出不精の僕は、外出することなく自然音を聴くにはどうすればいいかと考えた。

  • そうだ・・・!キャンプ動画だぁ・・・

キャンプとリラクゼーション効果

 セロトニンという脳神経物質はストレス軽減、脳の興奮を抑制し、リラクゼーション効果をもたらすものです。

 自然音はこれの分泌を促します。ということは「リラックスしなければ」と気合で自分を落ち着かせるよりも、自然音が聞こえる環境に身を置いてしまう方が合理的であるということです。

 キャンプに行って何をすればいいかを考える人もいると思いますが、それ以前に、自然音が聞こえるであろう環境に出かけること自体に一定の意義があるというわけです。

キャンプ動画はどんな需要を満たすものなのか

 ところで、自然音を聴きたいと思っても忙しかったり、僕のように出不精で外出はできるだけしたくないという人もいるでしょう。

 かと言って単に自然音が流れるだけの動画だと退屈過ぎる。

 そんな人のわがまま需要を満たす手段の一つがキャンプ動画なのかな、という考えにいたり、「何の意味があるんだ」という評価は改めました。キャンプ動画制作者の皆様、今まで大変申し訳ございませんでした。

キャンプ動画と "ながら作業"の話

 僕はキャンプ動画を見ながら(聴きながら)、読書などの他の作業もすることがほとんどなので、その関連の話なのですが……

 メロディやリズムがハッキリしているような音楽では、音楽の構造解析に無意識ながら気をとられ、他の作業へ向けられるはずだった集中が持っていかれてしまうことがあります。

 その一方で、単なる自然音だけの状態とも違って、人の声などの非自然音が混入することで完全にスルーできるわけでもなく、それがむしろ脳の意識をある程度 自然音に引き付けている。

 注意を引きすぎないし、まったく引かないわけでもない。僕が好むキャンプ動画は、自然音とそうでない音のバランスが良いのだと思います。

キャンプ動画を選ぶ際の注意点

 自然音とそうでない音のバランスに言及したので、ついでにこの話題にも触れておきます。

 キャンプ動画に癒しを求めるならば、いかに自然音を耳に入れるかがポイントです。
 そういう意味では、キャンプ道具やキャンプ飯の紹介がメインで、自然音に人の声がほとんどかぶせてある内容だと、セロトニン分泌を促すという観点では適していないとも言えます。
 キャンプに対する知識を得たい場合と、癒しを求める場合とでは、適しているキャンプ動画の内容が違うということですね。

最後に

 そんなこんなでキャンプ動画に対して「リラックス効果を求めるとき、他の単純作業の裏で流しておく音声動画」としての地位が、僕の中に生まれたというお話でした。

 以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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