青春のABAB

そう、青春のABABが来年なくなるのだ。

ABAB(アブアブ)は上野駅からすぐ、アメ横と並行した表通りに立つ、わりにこじんまりとしたファッションビル。今の形態での創業は1970年だが、上野の地にビルを構えたのは1945年とのこと。フロアには安いアパレルや雑貨のお店がぎゅうぎゅうに入っていて、最上階にはスイパラもある。
私が利用していたのは2010年代から。
中学生の頃から遊びに行くようになり、高校もこのあたりだったのでよく通った。放課後に友達と行くことが多く、修学旅行前に洋服を選んだり、化粧品やカラーシャンプーを買ったり、スイパラでスイーツやパスタを食べまくったりした。日常の中にある上野のランドマークだった。

思い出深いこのビルにひと足先にさよならをするべく、今日はお友だちと何年ぶりかに入ってみた。
いやー、各階を繋ぐエスカレーターの天井の低さや、トイレの雰囲気、フロアに入った時に見える光景、変わらなかった!
どれもよく馴染んだものだし、トイレや、エスカレーターや、そこここで。あの友だちがこうしていたなとか、制服姿のその子の姿が見えるような気がしちゃった。

ズンズンEDMが流れ、黒と紫っぽい内装で、ド派手な服やランジェリーを売ってたお店とかはほぼなくなってたね!
昔はそういうテイストのお店がいくつかあった。明るい茶髪で縦巻きロングなギャル店員さんが、店内からこっちを見てたものだった。時代ね。

記念にお揃いのチャームを330円で買い、ガチャガチャコーナー(昔はなかった)でswimmerのガチャをやって、プリを撮った。うわー!青春の追体験!!

でもそういうのが好きな子と一緒に行って、ちゃんと納められて良かった。
ありがとう大好きなABAB。

次、何ができるんだろうなー。

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