【RX 半澤】2021.04.25 JBCF 東日本ロードクラシック 群馬大会 Day2 E2優勝
昨年の夏以来の群馬CSC
今年はロード練習に力を入れてきたので、どの程度の走りができるのか試してみたくてエントリーを決めた
昨年は同クラスでラストの心臓破りで遅れたっけな
距離は群馬で自分至上最長の6km×14周の84km
最後まで脚がもつかが心配だったので、極力フレッシュな状態で望むべく前日は完全オフにした
体重は70kgオーバーしていたが上りは短めだしなんとかなるかと
トラック競技メインということを免罪符にしており摂生は特にしていないので、、、
【レース】
昼スタートだけど予想に反して肌寒く風も強い
ボトルは1本でパラチノースとBCAAを混ぜたもの
尿意が来るのが怖かったのでスタート時間ギリギリまでトイレに籠もる
チームメイトは昨年E3で勝っているキクと
特にチームで作戦は決めずにお互い上位を目指そうと
個人的には小人数の逃げから勝負するのが理想で勝てる可能性が1番高いと思っていた(後付けじゃないよ!)
2時間強の(自分にしては)長丁場なので前半は焦らず落ち着いて走ることを意識
過去の自分がそうだったのだが、脚があるとつい調子に乗って使いすぎる事があるので意識的に我慢する
前日にレースを走っている最年長サイタマ吉田さんがスタートから元気な走りをしているのを見て刺激をもらう
積極的なのは日体、新潟の大学生とか横浜高校とかの若者達
それと古参組ではコムリン木下選手が前に飛び出すことが多かったかな
序盤から1,2人で抜け出している場面があり、風もありまだ早すぎると思うが、こういう積極的な走りをしている選手は強くなる
群馬CSCは集団待機していても最後まで行けてしまうコースだが、ただぶら下がっている選手よりレースによって得られる経験値が格段に多いと思う
途中でS/G地点を1番に通過した選手に与えられる中間スプリントポイントがあり、6周目に最後のスプリントのシュミレーションとして獲りに動いたら
前に1人日体大の選手が逃げてたというオチ、、、
脚は使ったけどスプリントの掛かりは悪くない感触を掴んだ、、、とポジティブに捉える
そこからしばらくポジションを下げて後ろで休んでいたら、いつの間にか単独逃げができているとの情報が
最大30秒程度開いた逃げだったけど、特に積極的に追わなくても集団効果は強く2周くらいでキャッチする
このコースは前方に居ないと逃げ等の動きが把握できない為、中盤以降は常に前方キープを意識する
勝負所である心臓破りの坂は自分にアドバンテージがあるとは思えないので、なるべく前方で入りアタックやペースアップに対応できるようにする
レースも後半に差し掛かり、皆疲れているのかアタックも沈静化
残り3周の1号橋からの上りで、集団から10メートル程2名が先行していた
ここでアタックと悟られないように静かに加速し2人と合流
コーナーとアップダウンで集団の視界から消える2号橋から先は全開で踏んでマージンを広げる
最初は面識のない2人なので探り探りだったけど、ポジティーボ鳴海選手と麒麟山本田選手は走り方も上手くて安心
敵だけど味方、この時の連帯感はロードレースの醍醐味だと思う
上り区間でも変にペースアップすることも無く、3人が逃げ切るべく強調していく
仮に集団に捕まってもチームメイトのキクが居るという安心感があるのは大きい
15秒ー20秒とタイム差が少しづつ開いており、逃げ切りを意識しだす
最後の心臓破りでアタックを警戒していたが、淡々と進んでくれて一安心
バックストレートに入り後ろが見えないので逃げ切りを確信する
ホームストレート前に牽制が入り鳴海選手ー自分ー本田選手の順番
サラ脚であれば早めに仕掛けるところだけど、消耗していたので最後まで垂れないであろうタイミングまで待つ
残り200mくらいで後方を確認した時、集団も近くまで迫ってきていたのでもう行くしかない状況
ゴール前は若干上りで路面は荒れており、得意の慣性力を活かしたスプリントが全くできなかった
(タイヤが今回もチューブラー22C/8気圧だったが、このコース、特にゴール前は跳ねてロスが大きかったので次回要改善か)
とにかく重心位置を調整しながら車体を抑えトラクションを掛け続けてスピードを殺さないようにペダリングする
でなんとか先着して優勝!
【終わって】
勝因は勝負所を見逃さなかったことと、その時に実行できる脚があったこと
どちらかが欠けていたら勝つのは難しかったと思う
5年前は特に何も考えずE1で勝った(まぐれで勝ててしまった)けど、今回はしっかり頭を使って勝ったと思う
自分はまだ勝負できるレベルにないが、前日のE1レースの表彰台は自分と同じ40台のおっさんばかりだった
ロードレースはフィジカルだけじゃなく経験やスキルが大切だと改めて考えさせられた