お金をかけない正月用の寄せ植え作り
毎年この時期にお正月用の寄せ植えを作っています。
新年に相応しい植物といえば縁起物の立派な門松や豪華な枝物などですが、わたしはいつも買ってきた少しの花苗と庭にある植物たちを使った、お金をかけない小さな寄せ植えを作っています。
振り返ると六年前から毎年作っていて、手のひらサイズのお茶碗やお椀に植えこみ、居間や玄関に飾って楽しんでいます。(上の写真は一昨年のものです)
…が、去年は年賀状とお節作りに追われ、寄せ植えをつくる余裕がなかったので二年ぶりの作業となります。
今回は長方形の器なので使う植物も今までより多く必要です。
買ってきた植物
葉牡丹2種
クリスマスローズ
松の枝(お供え用から一枝カットして)
庭から集めた植物
ヤブコウジ
黒竜
自然に生えてる苔
出来上がりはこんな感じになりました。
この器は実家の押し入れに眠っていた、横幅26センチの竹をモチーフにした漆塗りの器です。
手前側の葉牡丹は「歌舞伎」という名前で、商品札には葉脈が美しいと書いてあります。
近くで見るとくっきり浮き出ているのが見えます。
その右隣の斑入りの葉っぱはクリスマスローズ「アグチフォリウス」
これを売場で見たとき、葉の形がシクラメンかと思いきやよく見たらクリスマスローズでした。斑入り品種が我が家には無かったので今回お迎えしました。黄緑色の花が咲くそうなのでそれも楽しみです。
そして自前の植物たち。
庭から掘り起こしたヤブコウジは、器の中に根っこを埋めその上から土を被せるやり方で、毎回思うような向きにならず苦労します。最終的に諦めてそのまま植え込むしかありませんが。笑
そして葉の流れを出すためにはじめて使った黒竜は、1株を3つに株分けして植えてみました。
仕上げは、土の表面を隠すために貼った苔。
実はこの苔を貼る作業が楽しくて毎年寄せ植えを作っていると言ってもいいほどです。
苔があるのは日陰なので、先日積もった雪が溶けきらずそっと退かしその下の苔をミニシャベルで崩れないようすくいました。
(この自然に生えてる苔が年々減ってきている気がして、来年の寄せ植えに使えるのか早くも心配しています。)
出来上がった寄せ植えは、半月ほど玄関ポーチで楽しんだあとにばらして庭の花壇に植え直します。
そのまま上手く冬越しして育ってくれればうれしいですね。
お金をかけなくても少しの手間で長く楽しめる我が家の寄せ植え作りでした。