未読者も安心!演劇漫画にありそうな演出6選!【取材ゼロ】
演劇を題材にした漫画って、最近増えてますよね。
自分は今のところほとんど読めていないのですが、演劇×漫画なんてサイコー×サイコーに決まっています。読みたい。
読みたいので、今日は漫画喫茶に来ています。
とっとと書き上げて『シャーマンキング』読みてぇな……
ところで、皆さんはご存知でしょうか?
演劇と漫画には、どちらにも“演出”という概念があるんです。
演劇は舞台という限られた空間や時間を、
漫画は白黒の平面を最大限に活かすもの。
当然、演劇漫画は両者のイイトコ取りをしているに違いありません!
そこで、今回は演劇漫画ならこんなシーンがあるはず!という演出を6つ、考えてみました!この記事さえ読めば、あなたもすごく!すごい……すごい人間になれます。
(ソフトクリーム食べ放題、夢の国すぎるな……)
1.演技に没入しすぎて周囲の風景が変わる
※演出を再現した絵がうまく描けませんでした。脳内補完してご覧ください。
ないわけがない。説明不要です。
2.舞台と客席の間に物理的な壁がある
ありますよね?主に強大なライバルキャラが惨敗するシーンで。
秀才型の役者の演技が観客に届かなくって「完璧、だけどそれだけ」とか「巧すぎるからこそ」とか言われちゃいます。
そのあと、演技力では負けてるはずの主人公が思いのままに動くことで、観客の心を掴んだりします。絶対にします。
今まで偉そうにしてた報いだけど、ここだけはちょっと可哀想だよね。
3.明るい子、暗鬱な役になりきった瞬間目のハイライトが消える
逆もまた然り。
天才肌の変な子で初登場からツッコミどころ満載なんですけど、演技の初お披露目でどでかいギャップを見せてくれます。
フッ……ってハイライトが消えて主人公が思わずゾワッてなります。人気回です。
ちなみにこのキャラクター、男の場合には中性的になります。
個人的には性癖です。
4.クライマックスであえての真正面、観客の視点で見開く
一番盛り上がるところで直球勝負。アツい展開ですよね。
そのアングルが一番映えるような画(舞台全面に人がいて、見所があるなど)だと、単純に演劇としてもよくできていることが伝わって一石二鳥です。
場面が高校演劇の大会で、某バスケ作品みたいな「このあと滅茶苦茶敗退した」系ナレーションがバックに入ってると100点ですね。
ただ、打ち切りは心配します。
5.緊張して真っ白になったとき、本当に周囲が真っ白になる
これは分かりやすいですね。
頭が「真っ白」と物理的に周囲がホワイトアウトすることをかけた、かなりシャレた演出です。
解説すると恥ずかしいですね。実際に描いた漫画家さんがいたら反省してください。
6.舞台上にいないヤツが幻覚で登場する
演出家みたいに稽古ではそばにいた人とか、音響・照明操作みたいな目の前にいないけど息ピッタリな相棒の姿がうっすら現れます。
前者なら温かい眼差しを思い出して集中力が高まるし、後者なら「手に通るように分かる……!」みたいなモノローグ付きで最高のコンビネーションを発揮するんですよね。
ただ、あれだ。集中しろよな。
さて、いかがでしたか?
この他にも、舞台を箱庭に見立ててそれを役者自身が俯瞰している演出や、子供役を演じると本当に頭身から変わる演出など、演劇漫画にありそうな演出の可能性はまだまだ存在します。
可能性は無限大!この記事を見て興味が湧いた方は、ぜひ、実際の演劇漫画も読んでみてください。
最後は、エリート系ライバルの演技が完璧すぎて空虚になっているのかと思いきや「主人公はずっと妄想の中を生きていた」というのが脚本のオチで、振る舞いの微妙な違和感さえラストシーンで回収するために仕込まれた計算ずくの伏線だったことが明らかになった回にありそうな煽り文でお別れしたいと思います!
★見えない壁が、確かに、そこにーー。
どうもありがとうございました、あくび侍でした!
シャーマンキング読めないまま6時間が経ったので、麻婆豆腐食って帰ります。
シャーマンキングを読まないまま、帰ります。