光で集中力をコントロールする〜電球の色が学びに与える影響〜
私たち「Desk and Chair」は、徳島市内で4店舗を展開する会員制自習室です。
今回は、「電球の色」と「集中力」の関係についてお話しします。家ではどうしても眠くなり、塾やオフィスでは不思議と集中できる――そんな体験をしたことはありませんか?その理由は、実は光の色と、私たちの体の生理的な仕組みに隠されています。
太陽の光と人間のリズム
私たち人間は、進化の過程で太陽の光に合わせて生きてきました。太陽光の色は1日の中で変化します。朝は青白い光で始まり、昼間は明るい白色、夕方には赤みがかった光になります。この変化が、私たちの体内時計を調整し、活動的な時間と休息の時間を分ける役割を果たしています。
青白い光には、目を覚まし、集中力を高める効果があります。一方、赤みがかった光はリラックス効果を持ち、眠りを促します。この仕組みが、家や塾での体験の違いに影響しているのです。
電球の色の違い――光がもたらす効果とは?
現代では、人工的な光が私たちの生活に欠かせません。電球の色にもさまざまな種類があり、それぞれが異なる効果を持っています。
1. 電球色(暖かいオレンジの光)
• 色味: 暖かみのあるオレンジ~黄色
• 効果: リラックス効果があり、心を落ち着かせる。
• 使われる場所: リビング、寝室、ダイニングなど。
家で使われることが多い電球色の光は、夕日のような柔らかさが特徴。リラックスには最適ですが、眠気を誘いやすいため、集中には向きません。
2. 温白色(少し暖かみのある白色)
• 色味: 白色に少し暖かさを加えた光
• 効果: 目に優しく、快適なバランスを保つ。
• 使われる場所: 書斎、キッチン、洗面所など。
温白色は、電球色と昼白色の中間に位置する色。作業しながらもリラックスしたい場面に向いています。
3. 昼白色(太陽光に近い白色)
• 色味: 自然な白色
• 効果: 集中力を高め、視認性が高い。
• 使われる場所: 書斎、オフィス、勉強部屋。
昼白色は太陽の昼間の光に近く、目を覚まし、集中力を引き出します。塾やオフィスで使われる理由はここにあります。
4. 昼光色(青白い光)
• 色味: クールでシャープな青白い光
• 効果: 集中力を一時的に高めるが、長時間だと目が疲れやすい。
• 使われる場所: 作業場、病院、研究施設。
昼光色は強い青白さが特徴で、視覚的なシャープさが求められる場面で効果的です。ただし、疲れやすさには注意が必要です。
なぜ光の色が集中力に影響を与えるのか?
光の色が私たちに与える影響の鍵は、目の中にある「メラノプシン」という特殊な受容体です。この受容体は特に青い光に反応し、脳に「今は活動する時間だ」と信号を送ります。そのため、昼白色や昼光色の光は集中力を高め、電球色の光は体を休息モードに誘導します。
これが、家では眠たくなり、塾やオフィスでは目が冴える理由です。
Desk and Chairが選ぶ光の色
私たち「Desk and Chair」では、すべての店舗で昼白色のデスクライトを採用しています。この光は、太陽光に近い自然な白色で、学習や仕事に最適です。静かで快適な環境で、太陽のような光に包まれながら集中するひとときを過ごしてみませんか?
まとめ――光で生活を変えるヒント
電球の色は、ただ部屋を明るくするだけではなく、私たちの集中力やリラックスに大きな影響を与えています。学びや仕事に取り組むときは、昼白色や昼光色をうまく活用することで、パフォーマンスを向上させることができます。
日常の中で「光の色」に注目してみてください。それだけで、あなたの生活が少し変わるかもしれません。
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