2020年個人的映画まとめ
気が付けば、あっという間に今年も終わりですね(^◇^;)
今年はコロナの影響で節目を感じづらく、ぬる〜っと年末はまで来てしまいましたw
毎年、個人的に一年間で観た映画の総ざらいをおこなっているのですが、今年からここに残していこうと思います。
(※ただの自己満&健忘録です)
映画業界全体の印象
映画に関してもコロナの影響がとても出ていて、劇場公開作が減ってしまったり、公開タイミングを先送りしたり、劇場自体が一時閉鎖されるなど大変な状況でしたね。
ですが、その分「おうち時間をいかに過ごすか」という皆が抱える問題に答える形で、NetflixやAmazon primeなどの配信サービスが映画とドラマの良作をバンバン配給してくれたおかげで、新作が公開と同時に家で観れる環境が完璧に出来上がりました。最&高。
作品に関しては、今年は本当に青春映画が豊作でしたね!
『ブックスマート」「mid 90’s」「ハニーボーイ」などなど。
90年代に青春を過ごした世代が製作者に増えてきたことで、同世代の私としては90年代のエンタメコンテンツを盛り込んだノスタルジーをたくさん感じれる一年でもありました。
邦画でも素晴らしい作品がいっぱいあったようですが、結構見逃してしまい後悔…。
個人的今年の4作
個人的に刺さった作品を残しておこうと思います。
「パラサイト 半地下の家族」や「ミッドサマー」はもちろん最高でオススメですが、色んな人が紹介しているでしょうし割愛しますw
※それぞれの作品の感想は、映画を観た直後にFilmarksに書き殴った内容なので、テンションや分量に差がありますw
フォードvsフェラーリ
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェズ・バタワース、ジョン=ヘンリー・バタワース、ジェイソン・ケラー、ジェームズ・マンゴールド
出演:マット・デイモン、クリスチャン・ベール 他
男が惚れる漢映画!!
ドライバーのマイルズがカッコ良すぎました!
映像や音響も、低い視点や雨の中でのレースシーンの臨場感は素晴らしかったです。また、マイルズが息子にルマンのコース説明をするシーンで、説明に合わせた蒸し具合のエンジン音を微かに流しているのは粋だなと思いました。
僕がこれまで観たレース映画で間違いなくNo.1になりました!
レイニーデイ イン ニューヨーク
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
出演:エル・ファニング、ティモシー・シャラメ、ケリー・ローバッハ、ジュード・ロウ 他
画はすごく好きだけど、めちゃくちゃモヤモヤが残る映画であり、すごく童貞感を感じる映画でしたw
作品全体の流れが、「精神的童貞ギャツビーが理想的な脱童貞を果たす」という感じ。
興味深かったけどモヤモヤしてしまったポイントは、
恋人アシュレーの描き方で、昨今よく取り上げられる「自立した女性像」から悪い部分のステレオタイプに嵌めた印象を受けました。
ギャツビーの脱童貞を肯定的に描くのと対照的で、監督は女性関係で嫌な思いでもしたのかなって思うくらいでしたww
分かりやすい部分としては、それぞれがキス(恋人への裏切り行為)にいたる流れがギャツビーとアシュレーで明確に描き分けられていたという点です。
ギャツビーは友人の映画製作のエキストラという『大義名分』とキスが下手だと煽られたりする『ライトめな印象のシーン』。
舌を入れろと言われてムキになるけど、そこは生々しくならない程度で長く描いていない感じでした。
対してアシュレーは、「イケメン俳優から言い寄られたら断れないよね」という『言い訳をしながら欲に流される』と、ベッドルームを確認したり、自らの服を脱ぎ下着姿になるという自発性もしっかり描いて上での『がっつり性を感じさせるシーン』。
これらの描きこみによって、その後の半裸で外に締め出されるシーンは、裏切り対する鉄槌のような印象を受けましたw
また、終盤の別れのシーンでのアシュレーの切り替えの早さに少し恐怖を覚えましたw
演じているエル・ファニングの可愛さも相まって、絶妙に嫌な感じw
童貞感でいうと、チャンと話していた『理想の出会い方』の内容が、そのままラストのシーンになっているのが、恋に恋する童貞って感じでしたw
男女で見え方が違う映画なのかもしれません。
個人的には、500日のサマーに近い印象の作品でした。
モヤモヤするけど、魅力的。
フェアウェル
監督:ルル・ワン
脚本:ルル・ワン
出演:オークワフィナ、ツィ・マー、ダイアナ・リン、チャン・シュウチェン 他
家族や親族との距離感や在り方、死の捉え方等、いろいろな要素で自分の体験と重なる映画でした。
紹介しておいてなんですが、あまり多くを語らず、とりあえず観てほしい作品です。
それぞれの人の家族との関わり方があると思いますが、普遍的な部分を描いているからこそ、皆が心を揺さぶられる作品に仕上がっていると思います。
主演のオークワフィナはコミカルなキャラクターのイメージがありましたが、今作ではどこか寂しげな空気感を纏った演技で、だいぶ印象が変わりました。
※2020年12月30日現在、Amazonで動画配信,DVD, Blue-rayのどれも扱っていないようです。。。
どうした、Amazon。。。
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
監督:オリヴィア・ワイルド
脚本:スサンナ・フォーゲル、エミリー・ハルパーン、サラ・ハスキンズ
出演:ケイトリン・デヴァー、ビーニー・フェルドスタイン 他
学生の頃、1軍じゃなかった人必見の映画!
思春期の頃の妙なプライドや生き急ぐ感じが、序盤にしっかり描かれていて自分と重ねてしまい、小っ恥ずかしくも懐かしさを感じてしまいましたw
一夜で一皮も二皮も剥ける事は現実ではそうそうないけど、だからこそ限られた時間の中で主人公の2人がしっかりと成長する姿に感動しました(^ ^)
タマフル的な分類では、「負け犬たちのonce again映画」に該当するんじゃないでしょうか。
今年観た新作映画一覧
こんな感じですw
来年も期待作が多くあるので、いっぱい観に行こうと思います!
それでは、良いお年を~