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UI/UXデザイナーとは何か? 前編

前回の記事では”UIデザイン” 、”UXデザイン”(ユーザが体験する満足)の意味についてご紹介しました。

でも”UI” ”UX”の意味は理解したけど、デザイナーって実際に何をするのかわからない、、。webデザイナーとは違うの?
そんな方に”UI/UXデザイナー”という職種について前編/後編の二つに分けて、デザインの仕事の流れなどをご紹介していきます。

UI/UXデザイナーとは何か?

UI/UXデザイナーは要約すると、サービスの利用者の体験性を考慮して画面を設計する人と考えています。つまり、ユーザの体験を形作っていくということです。

そもそもUI/UXは以下に定義されています。

◆ UI ユーザーインターフェース
人と道具の接面(Webサイト / スマホ / PC / タブレット / ATM / ゲーム機器などのデジタルデバイスの画面)。情報デザインでは、人間が情報機器を操作するためのボタンや画面を指します。【情報デザインの教室,p3,2010.】
◆ UX ユーザーエクスペリエンス、ユーザー体験
UXはユーザーの個人的なもので製品やサービスの利用行動そのものの他に、製品やサービスを利用した際の個人的な印象や感情的な印象や感情的な変化とそれに対するユーザーの感想、製品やサービスの評価や使うモチベーションなどさまざまな反応が含まれます。【安藤昌也:UXデザインの教科書,p40,2016.】

YoutubeやInstagramなど、世の中には様々なサービスが存在しています。
それらのサービス画面 (UI)を利用者(ユーザ)の目的や特徴、利用頻度、場所や時間帯、デバイスなど複数の観点を考慮して設計する人、それが”UI/UXデザイナー”です。

webデザイナーとの違いって何?

でもwebデザイナーもwebサイトの見た目をデザインしていきますよね。じゃあUIデザイナーと一緒の職種じゃない?と思ってしまいます。でも、よく見てみるとそれぞれ違う職種なんです。

webデザイナーは画面の見た目を設計し、時にはHTML/CSSという言語を使ってコーディングをしたりもします。作る画面は企業のランディングページやプロモーションサイトが多く、見た目のインパクトが求められます。

一方UIデザイナーは、Webに限らずアプリの画面なども設計しますので、設計する範囲も広範囲です。UIというようにユーザ(利用者)に焦点を置き、ユーザにとってわかりやすい、使いやすい画面を設計する必要があります

両者とも同じデザイナーですが、作る制作物や求められることが大きく異なります。

デザインの仕事の流れ

ここからは例として、デザイン制作会社での仕事の流れについて紹介します。

基本的には、クライアントから仕事を依頼されてデザイン制作物を納品する受託型のビジネスになります。他にも自社でサービスを運営している会社(事業会社)は仕事の流れが異なります。

1.クライアントからの仕事依頼(お問い合わせ)
まずホームページ、メール、電話などを通して仕事の依頼が届きます。
内容はホームページのアクセス数の向上、使いやすくするためにデザインをリニューアルしたい、新規サービスの画面設計の依頼など、さまざまな理由が挙げられます。また、お問い合わせの後にデザインの一部を提案し依頼するかどうかを決定することもあります。

2.クライアントの要件と目的の擦り合わせ(ヒアリング)
実際に仕事を受けることが決まったら、相手の要件などに内容や目的をすり合わせ、いつまでに何を納品するのかといったスケジュールの認識や方向性を決定します。

3.サービスの市場調査・分析
競合他社とのデザインの差別化はどんな所か、このサービスのユーザにとって求められていることはどんなことかなどを調査・分析していきます。

4.デザイン成果物の作成
次に要件とスケジュールに合わせ画面設計書やデザイン提案資料などを納品していきます。デザインの方向性はクライアントやユーザの好みや目的、使い易さ、実装するエンジニアさんの負荷などを考慮して何度も打ち合わせを重ね固めていきます。

5.検証
納品前に検証を行います。きちんとデザインが実装されているか、複数のブラウザ(画面)で見ても問題ないかなどを確認します。
それが終わればデザイナーの一連の業務はほとんど終了です。

6.実装サポート(システムサポート)
デザインデータを納品したら、それを実装するエンジニアのサポートを行います。具体的には、デザインのQA、足りない画像ファイルの送付、画面内のレイアウト指示などを行います。案件にもよりますがさサポート期間が終わり次第、案件終了です。

基本的にデザイナーは2.クライアントの要件と目的の擦り合わせ(ヒアリング)から6.実装サポートまで行います。

1.クライアントからの仕事依頼(お問い合わせ)、2.クライアントの要件と目的の擦り合わせ(ヒアリング)の工程は基本的に営業の方やプロジェクトマネージャーが対応します。

ちなみに、営業の方の役割は仕事を獲得することを目的とし、プロジェクトマネージャーはクライアントとの要件のすり合わせやプロジェクトのスケジュールの設計や管理などを行います。デザイナーはクライアントの依頼に合わせ画面など納品物の制作をおこないます。

まとめ

🔳 UI/UXデザイナーとは

ユーザ(サービスの利用者)の体験性を考えて、画面を設計する人

🔳 デザインの仕事の流れは


お問い合わせ⇨ヒアリング⇨市場調査・分析⇨デザイン成果物作成⇨検証⇨実装サポート

今回は「UI/UXデザイナーとは何か」、「デザインの仕事の流れ」を紹介しました!

次回の後編記事では「デザインに必要なこと」、「実際の現場での仕事の流れ」についてフォーカスしていきたいと思います!この記事を通して、UI/UXデザイナーという職種への興味が湧く記事となれば嬉しいです。

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