見出し画像

◆アジャイル開発をモノづくりに活かすには

アジャイル開発とは、ご存知のようにソフトウェアやシステム開発の手法の1つです。

一般的には2週間(最近は一週間という会社もある)を1単位(「スプリント」という)、計画(要件定義)から設計・開発・テストまでの一連の工程を繰り返すことで、精度向上や機能付加をして開発を進めていきます。

ソフトウェアやシステム開発などの「形のないもの」を開発することを前提としていますが、果たして「モノづくり」にも応用できるのでしょうか。

【リーンスプリント】という解決策

経営上の大きな課題・事業課題を、2週間ごとに区切って断続的・反復的に進めていきます。

2週間の最初の日にスプリントプランニングミーティングを行い、開発内容を決めます。

そして2週間の最後の日にはスプリントレビューミーティングを行い、2週間で開発されたプロダクトや進捗をチーム内で共有します。

2週間を1単位として反復的に進めていく考え方は、アジャイル開発と似ていますが、以下の点がアジャイル開発と違います。

アジャイル開発の目的は「開発の速度」を高めることに対し、リーンスプリントの目的は「顧客化の速度(トランクション)」を高めることです。

アジャイル開発がプロダクトのデリバリーをゴールにしているのに対して、リーンスプリントは、意思決定をゴールにしています。

また、アジャイル開発が主に開発者(エンジニアやデザイナー)を対象にしているのに対して、リーンスプリントは、会社全体のステークホルダーが対象です。

つまり、アジャイル開発をより事業レベル・経営レベルまで拡大させて、より大きな課題を解決する考え方・フレームワークがリーンスプリントです。

「アジャイル開発をモノづくりに活かす」には、「アジャイル開発」という言葉をあえて使わずに。新たな概念で定義をした方が誤解されにくく、またプロジェクトを進めやすくなるのではないでしょうか。

<続きはこちら>
https://sprintjapan.com/articles/agile01#section02



いいなと思ったら応援しよう!