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Designship 2019が「物語」にこだわる理由
こんにちは、一般社団法人デザインシップ代表の広野(@hajipion)です。
去年に引き続き「Designship 2019」もオーガナイザーとして、仲間たちとわいわい運営しております。
(↓「Designship 2018」の背景・カンファレンスの様子はこちら)
デザインシップ運営事務局は非営利団体のため、いくらかのお礼やご飯代などをのぞき基本的にはボランティアなのですが、だからこそといっていいのか物凄い熱量とプライドをもって運営に臨んでくれるスタッフしかいません。
今年は僕もドン引きするくらい各分野のスペシャリスト勢が揃っていて、会場の雰囲気も体験もより一層洗練され、楽しく有意義なカンファレンスになると確信しています。
ということで、改めてとなりますが「Designship 2019」の開催をこちらにて予告いたします。
Designship 2019 概要
▼日時
2019年11月23日(土)〜 24日(日)
▼場所
東京国際フォーラム B7・B5
▼参加申し込み
https://design-ship.jp
▼スポンサー申し込み(10/31まで)https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe6RoeTC0mFyPetojBg6CIm6HuHVHbPL41n5Exah8cfhS4pPg/viewform
▼スピーカー応募(9/15まで)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSddttqondMua-Bnu8DZst6UGAgZXtiAMAFWu9s4eYjgpWKs-g/viewform
場所は東京国際フォーラムということで、「Designship 2018」が大盛況だったおかげもあり、去年の倍以上のスケールで開催できることに大変うれしく思います。
2018 → 2019で何が違うのか?
去年との違いとして、スケールが大きくなっただとか、パートナーやスタッフが増えて去年はなかった企画やコンテンツがあるだとか、そういうのもあるんですが、大事なことのひとつは、カンファレンスの目的がより適切なものに変わりました。
というのも、去年の目的はこうだったのですね。
▼Designship 2018『目的』
業種の壁・業界の壁を叩き壊し、あらゆるデザインナレッジを共産化して、世界屈指の「デザイン大国」としての日本再興を目指す。
こちらも当時は僕も本気でそう思って会社を立ち上げたわけだし、今でもこの思想は自分の中にあります。
ただ、実際カンファレンスを開催してみて、参加者からは「デザインのナレッジが各方面に渡っていて大変勉強になった」という声をいただくだけでなく、「別業界の人と『デザイン』という共通点をもって交流できてよかった」という声も多くあり、その観点も今の世のデザイナーたちは求めているのかもしれないと僕は感じたのです。
参加者だけではありません。
一例でいうと、キーノートスピーカーの阿部雅世さんと、公募スピーカーの京谷実穂さんがこのカンファレンスで繋がり、デザインに関するプロジェクトを始動 したとご報告いただきました。
また、ちょうど2018年は日本でも大規模なデザインカンファレンスが続き、「他のデザインカンファレンスとは何が違うのか?」という問いを色んな人やメディアから寄せられたときに、改めて考える機会が何度もあったのですが、デザインシップとして絶対に譲れないのはひとえに「物語性」だなと僕は思っています。
今の時代、デザインナレッジだけならこうやってnoteに書いた方がいいし、そんじょそこらに広がってるのです。そこでしか聞けない物語があるから、そこでしか会えない人がいるから、デザインシップが存在する意義があるのだと信じています。
というわけで、以下のように目的をアップデートしました。
▼Designship 2019『目的』
物語の力で「デザイン」の壁を越える。
特にデジタル・グラフィック・プロダクトにおける「デザイン」の知識や経験は、それぞれの業界を超えて共有できるものが多いにも関わらず、デザインコミュニティは業界内で閉じている傾向にあります。
デザインシップは、そんな分断されたデザイナーたちが壁を越えて一同に会し、学び、鼓舞し合うような機会を提供し、もって国民の創造性向上に寄与することを目的としたカンファレンスです。
参加者の皆さまには、業界も業種も時代も年代も経験値も越えた、あらゆるデザインナレッジと物語がきける日本唯一の場所として、かけがえのない2日間を過ごしていただきます。
こちらの目的に共感してくださったスポンサーさんのご協賛により、今年もデザインシップは開催することができます。
カンファレンスが近づいてきたら、また一社一社心をこめてご紹介させていただきますね。
なお、スポンサー応募は 10月31日まで です。
枠残りわずかですがまだ残枠ありますので、興味を持ってくださった企業さまは、ぜひこちらよりお問い合わせください。
スピーカー応募は 9/15 まで!
すでに告知済みですが、今年はキーノートスピーカーの1人目として原研哉さんをお迎えしております!
【Keynote Speakers決定🎉】日本デザインセンター代表取締役社長、武蔵野美術大学教授 原研哉氏 @haraken_tokyo の登壇が決定しました! メインスピーカーの公募期限は2019年9月15日(日)まで。エントリーお待ちしています。チケットも好評発売中です🎫 https://t.co/tzrakduOpT pic.twitter.com/GUR8TzkqPn
— Designship (@designship_jp) August 7, 2019
原研哉さんは歴史に残る名著・名作を生み出し続けているだけでなく、デザインシップの一大テーマでもある「越境」を体現してらっしゃいます。
本キーノートセッションは、原研哉さんによるデザインに関する教鞭でも、デザインはこうあるべきだという思想の講演でもありません。
原研哉さん自身のデザインにまつわる、もしくはまつわらない「物語」をお話いただく予定です。
そしてそして、
デザインシップの醍醐味といえば、メインコンテンツである「公募スピーカーによるフリーセッション」です。
公募スピーカーの採用枠は16名程度。
名前・所属企業などは伏せて、内容だけで審査されます。
去年は100名弱の応募がありました。
去年のセッションが以下にまとまっているので、よろしければ参考にしていただき、ぜひ 9月15日(日)までに こちらより気軽に応募してみてください。
以上をもって、「Designship 2019」の予告とさせていただきます。
またカンファレンス当日、会場でお会いしましょう!