ネイチャーアクアリウムには外部フィルターにすべき理由【日本デザインプランナー協会】
ネイチャーアクアリウムを始めるときに、ほとんどの人がフィルターを設置されるかと思います。水槽内に水草を綺麗に繁茂させるためには、「外部フィルター」と呼ばれるろ過システムが一番有効です。今回はネイチャーアクアリウムをするときは、外部フィルターを設置すべき理由を紹介したいと思います。
なぜ外部フィルターなのか
二酸化炭素を可能な限り逃がさないため
水草レイアウトをするのに、水草の生育は必須です。水草は地上に生えている植物と同じで光合成を行います。光合成には「水」「二酸化炭素」「光」が必要です。ここで重要になってくるのが「二酸化炭素」です。水草レイアウトを行うとき、二酸化炭素を水中内に添加します。
その添加した二酸化炭素をもっとも逃がさずに水を循環させることができるのが、外部フィルターです。外部フィルターは、吸水パイプと出水パイプが水の中にあります。そのため、循環している水が空気と触れることが少なく、二酸化炭素を逃しにくい設計になっています。
照明に影響しない
光合成に必要な要素に「光」があります。光を照明で補いますが、照明が水槽の上に設置されています。水槽の上に設置するフィルターは「上部フィルター」といいます。水槽の上に上部フィルターがあり、その上から照明で光を当てている。そんな状況を想像してみてください。
照明の光が、上部フィルターに遮られ水草まで光が届きません。照明の光を最大限生かすためには、光を遮らない外部フィルターの方が良いことが分かります。外部フィルターであれば、吸水パイプと出水パイプしかなく、照明に干渉しにくくなります。
景観をより美しく
さまざまなろ過システムがありますが、ほとんどが水槽に掛けるタイプになっています。それぞれのろ過システムにメリットはあります。しかしどうしても景観を損ねてしまいます。外部フィルターは、吸水パイプと出水パイプしか水槽内に見えません。またパイプも透明な商品が多く出ており、最小限の器具でより美しい景観を演出できるようになっています。
日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。