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石組で起こりやすいトラブル【日本デザインプランナー協会】
石組レイアウトは、石の迫力を感じられるレイアウトです。ただ、石組をするときには気をつけないといけません。さまざまなトラブルが起こります。今回は石組をおこなうときに気をつけていただきたいことを4つ紹介させていただきます。
石を水の中に入れると印象が変わる
石は普段乾いた状態で販売され、保管しているときも乾いていることが多いです。しかし水槽の中に入れると、石の印象は大きく変わります。乾いているときと濡れたときの色がまったく違います。レイアウトを組み終えてから水を注水してからでは、レイアウトの変更は大変です。まずレイアウトに使う石は濡らしてから、選ぶようにしましょう。
水槽にぶつけないように
石は水槽よりも硬いです。誤ってぶつけてしまうと、水槽が割れてしまいます。石を水槽に入れるときには十分気をつけ、タイルなどを敷くようにしましょう。また水槽内に置くときにも、必ず底床を敷いてから置きましょう。
置いた衝撃で水槽が割れてしまうことがあります。石は水槽には直接触れないように十分注意してください。
水質が変化することも
石を水の中に入れると、石からカルシウムやマグネシウムが溶け出てきます。これらの成分が出ると、水質が変わります。硬度が上がり、硬水に変わり水草の成長が悪くなることも。石を入れる前には、酸処理をおこない水質の変化が最小限になるよう気をつけましょう。
安定した状態にする
石はさまざまな角度で置きます。これは単調さを無くし、自然な感じを作るためにも必要です。しかし、しっかりと固定し安定した状態にしないと、地震などで水槽が揺れたときに危ないです。
もし不安定な状態で置いておくと、倒れたときに水槽にぶつかり割れてしまうことも。また倒れたところに生体がいると下敷きになります。しっかりと底床などで固定し、倒れないようにしてください。
水槽はガラスでできていることがほとんどです。石が当たると傷が入ったり、割れたりします。また水に入れたときの色合いと水質の変化は後々困ります。まず入れる前に、しっかりと準備しておくことが重要です。
日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。