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水流とコケの関係【日本デザインプランナー協会】

アクアリウムをやっていると、コケに悩まされることが多いです。水中の栄養分が多すぎて発生したり、水槽内の環境が崩れたりと要因はさまざまです。その中でも、今回は水流が原因で発生するコケについて紹介させていただきます。

水流が原因で発生するコケ


①黒髭ゴケ
②藍藻
の2種類が多いです。
それぞれ発生しやすい水流の条件があります。
水流を改善すれば、コケをある程度抑制でき、きれいな水槽にできることをご存じですか。①②のコケが発生する水流について詳しく紹介させていただきます。

①黒髭ゴケの発生しやすい水流

黒髭ゴケは、水流が強く当たる部分に多いです。水中の栄養分が、水流によって1ヶ所に当たり続けることが原因です。黒髭ゴケは頑固なコケであり、黒髭ゴケを食べてくれる生体も限られています。

そのため、一度発生してしまうと取り除くことが困難です。ただし、水流が強いという理由だけで黒髭ゴケは発生しません。水流が強いだけであれば、出水パイプにも黒髭ゴケが発生するはずです。ある程度水流の強さがあり、水中の環境が崩れることで発生することが多いです。

②藍藻が発生しやすい水流

藍藻の発生は、水槽内の止水域が多いです。水流は水槽内の全体に行き渡っているわけではありません。水草が繁茂していたり、流木や石などの素材があれば水流が無い場所もあるでしょう。

また出水パイプの配置が悪く、水流が行き渡っていない場所もあります。そのような場所には、水草の枯葉や生体の糞などの有機物が溜まってきます。
汚れた環境になれば、水質も悪化しコケが発生する原因です。

止水域を作らないためにも、出水パイプの配置を意識し、水草や流木などのレイアウトも水が通りやすいような工夫が必要となります。

水流は強すぎても良くなく、弱すぎても止水域ができ良くないです。水槽全体に行き渡るよう意識すれば、水流が強すぎることも弱すぎることもなくなります。コケの発生を抑制するためには、水流の改善をしてみてください。
黒髭ゴケや藍藻は大きく改善できます。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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