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水草育成に必要な底床・ソイル【日本デザインプランナー協会】

水草育成に必要な底床として、ソイルを使われる方が多いです。しかしソイルにも種類があります。種類によって特徴が違うので、特徴を理解し使用することが重要です。今回は、ソイルの種類について紹介させていただきます。

ソイルは2種類ある

「栄養系ソイル」と「吸着系ソイル」の2種類です。それぞれの特徴を紹介します。

栄養系ソイル

このソイルは名前の通り、ソイルに栄養分が多く含まれたソイルです。栄養分が多く含まれているため、水草育成には最適のソイルです。ソイルに含まれている栄養分が、時間をかけゆっくりと溶け出してきます。

ある程度の栄養分が常に出続けるため、水草が栄養不足になることを防いでくれます。しかし、栄養分が多いため、コケが発生しやすい環境になることが欠点です。水槽立ち上げ時に、ソイルに含まれる栄養分を水草が処理し切れず、水の中が栄養過多になります。

そうなってしまうとコケが発生します。立ち上げから1週間程度は余計な栄養分を取り除くためにも、毎日の水換えが必要です。

吸着系ソイル

水草や熱帯魚にとって有害な物質が水槽内にはあります。水槽の中に発生するアンモニアや亜硝酸のような有害物質を取り除くことに特化したソイルが、吸着性ソイルです。

アンモニアや亜硝酸だけではなく、流木から出てくるアクや水の濁りなども取ってくれるため、水槽立ち上げ当初から透き通ったキレイな水になります。

しかし、栄養系ソイルとは違い、栄養分を多く含んでいるわけではありません。そのため、コケが発生しないメリットがあるものの、水草育成にはあまり向いていないというデメリットもあります。

しかし水質変化が少ないので、水質変化の苦手なシュリンプの飼育には最適です。もし水草育成をおこなうならば、肥料の追肥をしてください。

まとめ

今回、ソイルの種類について紹介させていただきました。この他にも、栄養系と吸着性の両方を持ち合わせたソイルも最近はあります。まずは基本的な栄養系と吸着系の2種類の特徴を覚えていただき、あなたの水槽に合ったソイルを選ぶようにしてください。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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