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ネイチャーアクアリウムは自然の環境を水槽内で表現【日本デザインプランナー協会】
ネイチャーアクアリウムでは、自然の環境を水槽内で表現します。熱帯魚などの生態系を水槽内で再現しながらも、部屋のインテリアの一部です。そんなネイチャーアクアリウムですが、見た目も重要視され、毎年世界中の作品を集めて、コンテストが開かれています。
見た目が重要なレイアウトでも、流木や石などの素材と水草の植栽の位置で基本的な構図は決まっています。
あとは基本的な構図をいかに自分らしくアレンジするかが重要です。今回は、基本的な構図を紹介させていただきます。
基本的な構図は、主に3つ
凹型、凸型、三角型の3つが基本構図です。
文字通りの形になり、それぞれ詳しく紹介させていただきます。
・凹型
凹型は、両サイドに素材や水草が植栽されており、真ん中が抜けている構図です。構図の真ん中に、化粧砂や前景草のような低い水草を植えることが多いです。真ん中が空いていることで、奥行きが演出され、水槽が大きく見えます。左右のバランスは左右対称にせず、2:3にするとキレイに作ることができます。
・凸型
凸型構図は、3つの構図の中で一番作るのが難しい構図です。バランスが取りにくいことと、凸型を保つために水草の手入れの手間がかかることです。
また排水・吸水パイプなどの管理に必要な器具をレイアウトで隠すような工夫が必要になります。器具をキレイに隠せ、水草をしっかりと管理できれば、他の構図とは違って迫力のあるレイアウトを作れます。
・三角型
三角型は、もっとも作りやすい構図です。流木や石などの素材や水草を、左右どちらかに寄せ、片側の空間は空けるようにします。素材や水草を寄せた方を高くし、スペースを空けた方に向かって、素材や水草で徐々に
低い方へとなだらかにラインを繋ぎます。
すべてのレイアウトで共通することは、高低のメリハリをしっかりとつけることです。高いところから低いところへ、なだらかにトリミングラインをつなぎ、低いところは意識して低くしましょう。
空間を空けたスペースを、大きくしたり、小さくしたりすることで、レイアウトの印象は大きく変わります。今回紹介した構図を基本とし、自分なりにアレンジを加えて、好みのレイアウトを作ってください。
日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。