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水流の重要性【日本デザインプランナー協会】

アクアリウムをしていると、重要になってくるのが水流です。ろ過をおこなうために、フィルターを設置し、水を循環させます。そこで発生するのが水流です。もしフィルターを設置していない水槽であれば、水流は発生しません。

ただほとんどの場合でフィルターは設置するでしょう。水流の重要性を知っておくだけで、水槽内が変わるキッカケになります。今回は、水流の重要性について紹介させていただきます。

水槽内の水を循環させる

水槽内の水を、水槽全体に行き渡らせることは非常に重要です。水が行き渡らない部分があれば、水が行き渡らないところに発生する藍藻が出てきます。また水が循環しないと、水槽内で水温に差が出ます。

水を温めたり、冷やしたりと水温の調整が重要なアクアリウムで、水温にムラがあるのは良くありません。水槽内の水を循環させることで、コケを防ぎ、水温を安定させることができます。

二酸化炭素、栄養分を行き渡らせる

ネイチャーアクアリウムでは、自然環境に近い水景を作るため、水草を多く植栽します。その水草を育てるために必要な二酸化炭素と栄養分。これらが水槽全体に行き渡らないと、育つ水草と育たない水草が出てきます。

また二酸化炭素や栄養分が特定の場所に止まってしまうと、水草の成長に使われない余分なものとなり、コケが発生してしまいます。水を循環させるということは、水草の成長には必要なことです。

酸素を行き渡らせる

水槽の中には、多くの生体が住んでいます。熱帯魚やエビ、他に目には見えないバクテリアが住んでいます。酸素を水中内に循環させるということは、それらの生体を元気に育てるということです。

特に目に見えないバクテリアには、気を遣う必要があります。酸素が不足するとバクテリアは衰弱してしまいます。バクテリアが衰弱すると、生体の糞などの有機物が分解できません。

有機物が分解できないと、水質が悪くなり、油膜やコケの原因です。水質を悪くしないためにも、酸素を行き渡らせ、バクテリアを活発にすることが重要です。

水流を行き渡らせるということが重要なことはわかっていただけましたか。
水流が上手く行き渡らないと、生体や水草、バクテリアなど水槽内に大きな影響を与えます。

きれいな水草を育て、生体やバクテリアを元気にすることで、きれいなレイアウト水槽ができます。ぜひ水流を見直すキッカケにしてください。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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