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美しくミステリアスなクリスマスローズの魅力【日本デザインプランナー協会】

クリスマスローズという花をご存知ですか?12月から2月頃に咲くクリスマスローズは、実にバリエーション豊かで、愛好家も増えている美しい花です。ガーデナーの中では、近年人気が高まっているクリスマスローズですが、一般的にはパンジーほど知られた植物ではありません。今回は、今すぐ育ててみたくなる、クリスマスローズの魅力についてまとめてみたいと思います。

クリスマスローズの名前の秘密

クリスマスローズはバラの仲間ではありません。キンポウゲ科の植物で、クリスマスの時期に咲いているバラのような花という意味で、クリスマスローズと呼ばれているようです。でも実は、日本で多く流通しているクリスマスローズの多くは、開花期が2~4月の春咲きなんです!

原種系のヘレボルス・ニゲルという種類は12月~2月に開花するため、クリスマスローズと呼ばれていましたが、近縁種のヘレボルス・オリエンタリスも含めてそう呼ばれるため、開花期と名前にずれが出てきてしまったんですね。

クリスマスローズのミステリアスな魅力

クリスマスローズの秘密は、名前だけではありません。花に見える部分は、花びらではなく「萼片(がくへん)」という部分なのです。萼片は、普通葉のような緑色で、花の根元についていることが多いですが、クリスマスローズの萼片は、花びらのように大きく発達していています。

萼片の色は様々で、白、ピンク、ワインレッド、黄色、ライムグリーン、黒などがあり、更に、縁取りのように色が入る覆輪、グラデーション、中心から放射状の模様、斑点模様、葉脈状のすじ模様など模様も多種多様です。

しかも、種を取って育てると、親株と違う色柄になることも珍しくありません。インスタグラムで「クリスマスローズ」と検索すると、同じ種類とは思えないほどたくさんの色々な花色、花姿の写真が出てきます。一株だけではなく、何株も育ててみたくなる魅力がある植物です。

切り花やドライフラワーでもたのしめる

クリスマスローズは宿根草なので、毎年花を咲かせます。毎年花を楽しむためには、咲いた花を切って、株の力を蓄える必要があります。花が咲いたら数日は鉢や花壇で楽しんで、雄しべが開いてくる頃には切り花として室内で鑑賞するのをおすすめします。

切り花にするときは、水上げをしっかりすると長持ちですよ。花びらのような部分が萼片なので、花びらよりもしっかりしていてドライにも向いています。切り花として飾ったあとは、花を下向きにつるして風通しの良い日陰で乾燥させると、綺麗なドライフラワーになりますよ。花首から切って、水を入れた水盤やボウルに浮かべ、フローティングフラワーにしてもおしゃれです。

まとめ

クリスマスローズの魅力、お分かりいただけましたか?親株から取った種から、違う色の花が出るというのは、他の植物ではあまり見られません。育ててみるとどんどんのめりこんでしまう、クリスマスローズ沼に、ぜひハマってみて下さい!

日本デザインプランナー協会にはフラワーアレンジメントデザイナーの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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