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陰性水草とは?普通の水草と何が違う?【日本デザインプランナー協会】

ネイチャーアクアリウムを始めるときに、きれいに繁茂した水草を想像すると思います。そんな水草にも、陽性水草と陰性水草あります。水草の多くが陽性水草ですが、陰性水草もレイアウトされた水槽には入っています。陰性水草を上手く使えるとレイアウトの印象が大きく変わってきます。今回は、陰性水草の特徴を紹介させていただきます。

陰性水草の特徴は?


強い光がなくても育つ


植物が育つには光合成が必要であり、水草も例外ではありません。光合成を行うには、光が必要です。光が無かったり少なかったりすると、水草の生育に影響が出てしまいます。光量不足はしっかりと上に伸びかかったり、色が薄かったり、場合によっては枯れてしまうことがあります。

しかし「陰性水草」は違います。光が全く無くても育つわけではないですが、あまり強い光を必要としません。そのため水槽の中では、流木を置いたときにできる影など光の当たりにくい箇所に植栽できます。陽性水草では育たない環境でもしっかりと育ってくれます。

二酸化炭素の添加が無くても育つ

陰性水草は二酸化炭素の添加が無くても育ちます。もちろん二酸化炭素を添加するときれいに育つのですが、添加が無くても十分育ちます。二酸化炭素を過剰に添加することで、水槽内の二酸化炭素が増え熱帯魚などの生体が「CO2中毒」と呼ばれる症状を起こします。

初心者の方に、熱帯魚などの生体と水草の状態をしっかりと管理しておくことは難しいと思います。その点でも二酸化炭素の添加が不要な陰性水草は、初心者の方にオススメしやすい水草と言えるでしょう。

流木や石に活着されることができる

水草の多くが、ソイルや砂などの底床に埋める植栽をします。しかし、陰性水草は違います。底床に植えても育たないことはないのですが、流木や石に活着させて育てることができます。

ビニールタイや凧糸のような糸で、流木や石に巻き付けるのです。そうすると水草の成長とともに、根が流木や石に絡みつきしっかりと固定されます。活着できる水草はレイアウトでも「侘び寂び」を表現するのによく使われています。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。

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