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水槽でどれくらいの生体を飼育できるの?【日本デザインプランナー協会】


水槽に入れられる生体(熱帯魚やエビなど)の数はご存知でしょうか?
「どれだけ入れても問題ない」と思われている方もいらっしゃると思います。しかし、入れられるだけ入れてしまうと水槽内の環境には良くありません。では、どれくらいの生体を水槽内に入れても良いのでしょうか。今回は、水槽内に入れれる生体の数やその理由、生体の入れ方を紹介させていただきます。

水槽に入れれる最適な生体の数

おおよそですが、1Lあたり1〜3匹(1〜2cm)くらいが良いです。生体の大きさにもよると思いますが、生体がそれ以上のサイズになると入れる数は減らす方が良いでしょう。

ただ、あくまでも目安程度ですが、60cmサイズの水槽であれば100匹、90cmサイズの水槽なら150匹くらいです。フィルターを設置しているかどうかで入れられる数は変わります。

生体の数を気にする理由

なぜ多くの生体を入れてはいけないのでしょうか。実は、あまりに多くの生体を入れてしまうとバクテリアの処理が追いつかなくなるからです。バクテリアは、生体が出す排泄物を処理してくれています。それがよく言われる「生物ろ過」です。

生物ろ過がうまく働いていない状態では、排泄物などが処理できずに水質が悪くなります。水質が悪くなると、生体が病気を発症する恐れがあります。
水槽立ち上げから間もないタイミングであれば、バクテリアは上手く機能しないでしょう。

どうやって生体の数を増やすのか

たとえば60cm水槽の場合、100匹を入れられるとしても、一気に100匹は入れすぎです。まずは10匹くらい入れてみて、様子をみてください。最初の10匹が、よく言われる「パイロットフィッシュ」です。

最初に入れる生体になるので、水質の変化に弱い生体ではすぐに体調を崩します。丈夫な生体を入れて、バクテリアをしっかりと育てて生物ろ過がしっかりと働く環境にしてください。それから少しずつ生体を増やしていくことをオススメします。

日本デザインプランナー協会にはアクアリウムクリエイターの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。


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