「仕事を失う」ことを望ましいと思うデザイン《前編》
掲題からちょっとシュールな雰囲気ですね😅
「仕事を失う」といっても、その意味はやや多様性があります。真っ先に連想するのは「解雇される」のニュアンスなのだと思いますが、ここでは少し違っていて、「自分のやるべきこと/課題 が無くなる」という本質的な意味の方に寄っています。
さて、どういう意味でしょうか。
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『戦場カメラマン』の渡部陽一氏をご存知でしょうか?かつては日本のメディアへの出演が多かった時期もあったと記憶していますが、専門・本職である『世界の紛争地域の取材』を続けておられます。
かつて、講演会にてお話を聞ける機会がありました🎤
その内容の〔本質〕について、聴き手の数だけ多種多様なのかもしれませんし、ここではそこに焦点を当てるわけでないのですが、最も印象に残った点についてのみ挙げたいと思います✍
『戦場カメラマン』が望んでいること。
氏曰く、それは…
自分の仕事が無くなること
/自身が失職すること
補足するまでもないですね。
紛争が起きなければ、そもそも〔役割〕や〔出番〕が無いわけです。
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本質的に同系の概念が通じるような(あてはまりそうな)職って、考えてみると様々ありそうです。
貴方は最初に何が思い浮かびますか?
とある医師も、類似した発言をしました👨🏻⚕️
しかしながら、全ての医師がそうだとは言えないようです。
※多くの”仕事”をこなさなくても”儲け”が充分だからと来院を歓迎しないような”サボり”タイプのことではありません🙊
では、どのようなカテゴリー(専門分野)であればその要件/意志が伴っていそうでしょうか?
医学や医療は多岐に渡りますが、中でも『予防医療』つまりは〔免疫力の向上〕などを軸とした取り組みに力を入れている医師も多数おられます。そのような場合にこそ、本命題の『自身の失職を望む』があてはまりそうです。
【医師職の存在意義論】は多様にあるのでしょう。例えば《「病気を治癒する」のは患者本人であって医師ではない》という捉え方には共感ですが、《医師なのだから治せ!》と期待する患者も一定数いるのかもしれません。
そのような役割の認識度の齟齬があって医師と患者との信頼関係が成り立たない事例があるのは残念ですが、少なくとも、患者の苦しみや悩みには耳を傾けてほしいのものですね。
貴方は、医師という職に何を求めますか?
”かかりつけ医”は、それを追求してくれていますか?
「自分の仕事が減る」ということを望んでいる人こそが、真の職務を全うしてくれるような気がしてきませんか?
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