自分の志向とマッチする企業と出会いたい!デザミツ転職体験インタビューVol.1
こんにちは、デザミツ長島です。今回は、現在転職先で活躍中のデザイナーさんに『デザミツ転職体験記』をお聞きするインタビューの第1弾。今回は、4月より弁護士ドットコム株式会社のクラウドサインチームで活躍中の佐藤愛さんにお話をお聞きしました!
■転職は求めるスキルを身に着ける選択肢
ーーよろしくお願いします!佐藤さんはキャリアとしてはシステムエンジニアがスタートなんですね。どのようなきっかけからデザインに興味を持ちましたか?
新卒で入社した会社では、保守運用系の業務を担当していました。「今あるものをそのまま維持する」業務がメインだったので、もっと「ものづくりの仕事」をしたいと思ったんです。もともと絵を描くことが好きだったので、それならデザインをやってみようと思い立ち、1年弱ほど社会人向けのデザインスクールでPhotoShopやIllustratorについて学んだ後、デザイナーとして転職しました。
ーーその後の転職先では、事業会社と制作会社を経験していますね。
最初の転職先はブライダルジュエリー系企業のインハウスデザイナー。自社サイト更新、DTPデザイン、広告出稿管理など、広告系の業務全般を担当していました。もっとデザインに集中したい、もっと制作スキルを身に着けたいと思い、1年ほどで転職した制作会社で様々な案件を担当させて頂きました。
ーー今回は事業会社への転職ですが、どのようなことを求めていましたか?
制作会社は分業制で、デザイン制作に集中できるのは当初の希望通りなのですが、徐々に「情報設計や要件定義などの上流工程にもっと携わりたい」と思うようになりました。その先のデザイナーとしてのキャリアを考えても、そうした部分を強みにしていきたい。また、どうしても受託制作では「納品したら終わり」が起きがちですが、自分が作ったものがどうだったのか知りたいし、ダメだったのならもっと改善していきたい。やはりひとつのプロダクトなりサービスなりに向き合いたいなと思ったんです。各チームも独立していたので、職種を問わず一つのチームでものづくりが出来る環境に身を置きたいなと。それで転職を考えるようになり、無事4月1日に現在の弁護士ドットコム社のクラウドサインチームに入社しました。
■自分の志向にあう企業との出会いを大切にする
ーー今回の転職活動は、どのように進めてきましたか?
転職を考え始めたのは1年前の春ごろ。まずはポートフォリオを作り、他の方に見てもらって直したりしていました。またUIデザイナーになるにはUIデザインの実績がないと説得力がないと思い、Cocoda!などでポートフォリオに載せられる作品を作っていました。以前Cocoda!と事業会社のコラボインターンに参加したのですが、その時の作品をポートフォリオのトップに載せていたところ、反応が良かったんです。転職活動の軸としてBtoBのSaasサービスを展開している企業をメインにしていたのですが、その時のお題でSaasサービスの管理画面なども作っていたので、そのあたりを評価してもらえたようです。
ーーポートフォリオで直したのはどのようなポイントでしたか?
最初はビジュアルがどんと置いてあって、頑張った点について長々と文章を書いていました。こだわったポイントや思考プロセスは載せたほうが良いものですが、採用担当の方はもの凄い数のポートフォリオを見ている。長文は見てもらえないとフィードバックを頂き、流し見でも伝えたいことが伝わるように修正しました。見出しをつけたり、簡潔にまとめたり、レイアウトを工夫しましたね。実際に、採用担当の方からの評価は高かったと思います。
佐藤さんのポートフォリオ。かなり見やすく纏まっています!
ーーツモマーさんと知り合ったのは、そうした転職活動を始めた頃ですか?
いいなと思った企業に個人でアプローチしたりと転職活動はしていたんですが、うまくいかなくて悩んでいたんです。デザイナーの友人に相談していたんですが、「それならFLATに行こう!」と誘ってもらったのが昨年の11月。FLATでは、これからデザイナーになる方のポートフォリオを見せてもらったり、制作会社と事業会社両方を経験しているデザイナーさんにお話を聞かせてもらったりしました。ツモマーさんとはその時に初めてお会いしたのですが、転職について、どうしたら上手くいくかや、こういう会社がいいんじゃないかといった相談をさせてもらいました。
ーーその後のデザミツでの転職活動はどのような流れで行いましたか?
FLATに行ったすぐ後に、ツモマーさんからデザミツのプレ利用を提案頂き、提携エージェントの森さんを紹介頂きました。後日あらためてやりたいことなどを聞いて頂き、ポートフォリオも見てもらいました。
◇スキルが伝わるポートフォリオで、おすすめの企業と見事マッチング
ポートフォリオ自体のクオリティが高く、スキルの高さは一目でわかりました。だから、なぜこれまで落ちてるのかが分からなかった。なので、もっとデザインについて理解があって、デザインに関する文化があって、デザインの力を信じている企業の方がマッチすると思ったんです。転職先となる弁護士ドットコムさんのクラウドサインチームは最初からおすすめしていた企業様だったので、最終的にマッチして良かったです!
実は、当初はデザイナーの採用枠がなくて、佐藤さんを迎え入れる準備が出来ていなかったんです。でも弁護士ドットコムさんの方が「佐藤さんに来て欲しいので枠を用意します」となっていって。佐藤さんも長引いて不安があったとは思うのですが、双方と密に連絡をとり続け、最終的に繋げることが出来たのは本当に良かったです。(ツモマー)
ーー当時、他の転職エージェントなどは使っていましたか?
2社ほど別のエージェントを利用していましたが、自分が行きたい会社は自分で探すことが多かったですね。紹介して頂く企業も、そもそも業態や提供しているサービスのジャンルがやりたいことと違うケースが多く、そのまま疎遠になってしまいました…。「まずは求人票を見てみてください」ということも多かったんです。でもデザミツでは、ご紹介頂いた求人も自分にマッチしていて、全然違うということがありませんでした。「とりあえず数打ちましょう!」ということもないので、在職中の身としても助かりました。
◇取り組むべきは、双方が120%喜べる採用マッチング
ここは初めから森さんと話していたところです。候補者と話す場を作るだけでも企業にとっては価値があるかもしれないけど、それは僕たちはやるべきじゃないなと思ったので、紹介する前にかなり厳選していました。
半分自分のためのプロジェクトでもあるFLATとは異なり、デザミツは僕としても初めての取り組み。ユーザーファーストのプロジェクトなので、「120%喜んでもらうにはどうしたらいいのか」「これでいいのか」と考えてばかりでとにかく緊張しました。(ツモマー)
ーーデザミツのサポート面はどうでしたか?
制作会社から事業会社への転職だったので働き方の違いを教えてもらったり、面接で聞かれて困りそうな質問への向き合い方など、事前に相談させてもらいました。実態に即したお話を聞けたのでイメージが湧いたし、面接にも活きたと思っています。
■デザイナーの文化を大切にする企業だからこそ出来ること
ーー今回、弁護士ドットコムさんのクラウドサインチームを転職先として選んだ理由を教えてください。
転職時の条件として、BtoBのSaaSであるという事業面の他に、社内のデザイナーの文化がどうなっているかをチェックしていました。弁護士ドットコムは社内で頻繁に勉強会をしていたり、部署を超えたデザイナー同士のやりとりが活発な点に惹かれました。実際入社してみても、1日1回デザインチームでMTGをしていて、悩みがあっても他のデザイナーさんに聞きやすい雰囲気づくりをしてくれているので、とてもスムーズに仕事が出来ています。デザインチームはプロダクトチームとブランディングチームとに分かれているのですが、所属に関係なくデザインチーム皆がレビューしあう文化があるのがとても良いなと感じています。
なぜBtoBのSaasかというと、紙で対応している業務などを電子化して効率化することで、空いた時間で本質的な業務をしてもらうことが出来るから。それによって社会がよくなっていくという考えに共感し、クラウドサインチームでそのお手伝いができたらいいなと思っています。自分の仕事で、自分の感じる負を解消できるかもしれないですから。
ーーありがとうございます!最後に、佐藤さんがデザイナーとして大切にしていきたいことを教えてください。
日々のキャッチアップやインプットはもちろん、自分の作るデザインの先にいる人のことを考えていきたいと思っています。WEBデザインであれば、サイトを訪れた人に伝えたいことを伝える。UIデザインであれば、使う人の課題を解決して使いやすくしてあげる。まずは「何を伝えたいか」を整理してからデザインすることを実践していきたいですね。これからは記事を書いたり、自分で発信などもしていければと思っています。
ーー活躍していくイメージが湧きますね。マッチする企業に転職出来て本当に良かったです!
ツモマーさん、森さん本当にありがとうございました!またツモマーさんの紹介で後輩が入ってくるのを楽しみにしています。
Interview&Text:Shiho Nagashima
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