時が経つの早すぎ問題
暑い。
乗り合わせた電車内の半袖率は驚異の68%を記録し(私調べ)、そうでない人も薄手のパーカーが多くて、「あくまでも冷房が効きすぎた車内で着るためですよ」という様相をしている。
この間まで上着一枚あるとちょうどいいくらいの季節ではなかったか。
ここのところすごい速さで日常が過ぎていく。それでいて、まだそれしか経ってないのかというような気持ちにもなる。
ゴールデンウィークに旅行に行ってからまだ1ヶ月しか経ってないなんてちょっとびっくりする。
とか言いながら朝まで新橋で飲み歩いてたのが昨日のことのようで実は1週間前というのも信じられない。
時差ボケ、時空の歪み、本体時刻変更バグ、相対性理論、何を当てはめたら説明ができるのか。
「お前さー、タイムリープしてねえ?」
って千昭に言われたら
「やっぱり?私タイムリープしてるよね?」
って今なら言える気がする。
特に平日の記憶がないので悠々自適の土日祝日を着地点に跳んでる可能性が高い。
だとしたらめちゃくちゃ幸せやんな。
そんなふうにして時間を跳んでるから、
これから梅雨だというのに一切心当たりのないまま傘がなくなるし、
大好きなアーティストのライブがせっかく当たったのに入金し損ねておじゃんにするし、
あの人からの返信が全然こないなあと思ったらまだ40分くらいしか経ってなかったり、
逆に私がある人からの連絡を1ヶ月以上返してなかったりするのだ。
それらはきっと全部しょうがないことだ。
そして私はいい加減くだらないことを言ってないでさっさと傘を買って洗濯して掃除してご飯を食べて寝るべきだ。
そこまでちゃんと分かっている。
今や階段を駆け上がっただけでふくらはぎを痛めるような貧弱な脚なのに、どうして時をかけられるだろうか。(反語)
映画みたいな筋書き通りに人生は進まないけど、
っていうなにもない日々すらも映画みたいに描写してしまう桜井さんはすごいなとふと思うのでした。
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