第2回百笑ミーティング 大仁金山から「伊豆の金山群」へ 意見交換会
令和7年1月22日、二回目となる百笑ミーティングを修善寺時之栖(伊豆市)で行いました。
百笑ミーティングとは、大仁金山(瓜生野金山)の歴史や遺構への理解を深め、未来に伝えていくための意見交換会です。
今回は温泉複合施設「時之栖」社員、熊坂地域づくり協議会、熊坂小学校杉山校長先生、鉱山研究家、伊豆半島ジオパーク認定ジオガイド、日本鉱山史研究会、波多野伊豆市議員、長倉書店社長、建築景観デザインM+A、地域住民ら有志15名が参加しました。
各自自己紹介のあと、かなやま史跡探検隊岳(はたがしら)代表の小澤和彦さんに「伊豆の金銀鉱山調査の結果と提言」という内容でご講演いただきました。
小澤さんは天城の金山鉱山を中心に、伊豆半島各地の坑道調査、資料研究をされている鉱山研究家です。
緻密な実測をされてきたからこその提言には、伊豆金山群の未来に欠かせないヒントが詰まっています。
その後のフリートークでは
大仁金山だけではなく、伊豆半島各地にある金山、銀山、その他の鉱山一体となって調査保全や発信したいという話が上がりました。
第1回百笑ミーティング(2024.09.05)は「大仁金山遺構に愛着・関心を持つ地元有志が資料等を持ち寄り情報交換する」ことを目的として開催しましたが、
今回からは「伊豆半島の金山遺構」を「伊豆の金山群」として捉え、一体的に調査・保全することを目的に位置付けることを共有しました。
百笑ミーティングは今後、大仁金山に限定せず、伊豆の鉱山に関心を持った人たちが情報交換しあえるコミュニティを目指します。
もう一点
小澤さんら郷土史家がこれまで行ってきた詳細な調査と膨大なデータ収集に感謝し、その成果を次代に伝えていきたいという話題も。
小澤さんが長年にわたり積み重ねてきた調査の結果たどり着いた、「伊豆の鉱山調査は伊豆半島全体で考えなければならない」という精神を百笑ミーティングは継承し、また、貴重な調査の記録や功績を後世に伝えていきます。
みなさんのご助言とお力添えを何卒よろしくお願いいたします。
当日の様子は静岡新聞さん、伊豆日日新聞さんに取材していただきました。
今後も不定期で意見交換会を開催します。
次回の「第三回百笑ミーティング」は2025年4月23日(水)、修善寺時之栖の百笑の湯にて予定しています。
伊豆金山群の調査・保全に関する意見交換会
【問い合わせ窓口】
修善寺時之栖 支配人遠藤
TEL:0558-73-1126 / FAX:0558-73-2008
hyakuwarai@tokinosumika.com
大仁金山跡地は時之栖の社用地であり、立ち入り禁止です。