ユーザーストーリーの作成手順
なぜユーザーストーリーを作成する必要があるのか?
ユーザーストーリーを作成することには以下のメリットがあります
ユーザー視点でシステムの利用方法を具体的に描写することで、ユーザー中心の設計ができる
ユーザーが達成したい目的や必要な機能を明確にすることで、要件がより明確にできる
どの機能が重要であるかを判断し、デザインや開発の優先順位付けができる
具体的な行動やシナリオを考慮することで、ユーザーが直感的に操作できるインターフェースの設計につながる
ユーザーストーリーの作成手順
前提
下記noteで考えたToB向けの動画教育システムについて考えていければと思います
サービス概要
以下の課題を解消するサービスです
正しい作業方法の伝達困難
ベテラン社員への業務集中
紙のマニュアルによる非効率な現場教育
新人教育期間の長さ
また、上記の課題を解決するために下記の要件を満たすサービスを考えます
動画を活用した直感的で効果的な教育ツール
現場での使用を考慮したシンプルで使いやすいUI
フィードバック機能の充実
【手順1】タスクの書き出し
今サービスで実施するタスクについて書き出しを行います
今回は下記のように書き出しました
【手順2】オブジェクトの抽出
先ほど書き出した中からオブジェクトを抽出します
名詞を取り出すと考えてもらえれば問題ないです
【手順3】オブジェクトの整理
手順2で洗い出したオブジェクト群と関係性を矢印をつかって整理する
また、このときに要件を参考に不足しているオブジェクトがあれば付け足たす
【手順4】ビュー設計
上記のオブジェクトの関係性をサービス上で満たすにはどのような画面が必要かを洗い出します
【手順5】画面遷移の設計
洗い出した画面がどのような関係性なのかを矢印を用いて表します
【手順6】各画面の機能設計
各画面でどのような機能を実現するべきなのか、そのためにはどのようなパーツが必要なのかを書き出します
ログイン画面:
メールアドレス、パスワードが入力できる
ダッシュボード画面:
最近のアクティビティを表示
各機能へのアクセスを容易にするためのメニューがある
動画一覧画面:
アップロード済みの動画をサムネイル付きで一覧表示できる
動画をキーワードやカテゴリで検索・フィルタリングすることができる
ユーザー管理画面:
登録されているユーザーの一覧表示
各ユーザーの詳細情報(名前、役職、アクセス権限など)
新規ユーザーの追加や、既存ユーザーの情報編集
動画視聴画面:
動画の視聴ができる
動画のタイトル、説明が閲覧できる
動画に対するコメントやフィードバックができる
動画管理画面:
新しい動画をアップロードできる
動画の情報を編集できる(タイトル、説明、カテゴリなど)
不要な動画を削除できる
プロフィール画面:
ユーザー自身の情報を編集できる
アクセス制限設定画面:
アクセス制限を設定できる
コメント管理画面:
コメントの管理ができる
まとめ
上記の流れでユーザーストーリーを設定することができます
これらを定義することで次のワイヤーフレーム作成をスムーズに進めることができます
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