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【運用設計①】シーケンス図とBPMN図の違いとは?

こんにちは!22新卒Webディレクターのyunです。現在はシステム運用/情報更新・サイト改善などの業務を担当しています!業務の運用フロー作成のために「はじめよう!プロセス設計!」を読んでいたところ、「シーケンス図」と「BPMN」図という言葉が出てきたので調べてみました!

プロセス設計がなぜ必要か?

プロセスとは「ある成果を出すためにやること・その成果までの道筋」のことです。では仕事におけるプロセス設計とは何でしょうか?本書では次の3つを行うことと定義しています。

  • 出すべき成果を定める

  • 成果を出すために必要な仕事を考えて定める

  • 定めた一連の仕事を誰でも理解して実行できるように図示する

現状の業務を洗い出して整理するのは、非常に手間がかかるため後回しにされがちです。(以下の記事が面白かったです)

しかしプロセス設計を行うことで「なぜ行っているか」「誰が何を行ってるか」が明確になり、無駄を省いたり属人化を減らして引継ぎを簡単にしたりすることができます。「シーケンス図」と「BPMN図」はこのプロセスを図示するための手法です。


シーケンス図とは?

シーケンス図とは統一モデリング言語 (UML: Unified Modeling Lnaguage)の一つで、「プログラムの処理や流れ」を可視化しコミュニケーションを活発化させるために作られた設計手法です。

シーケンス図は、相互作用図の一種で、ユーザーが要求する機能を実現するためのオブジェクト間の相互作用を時系列に沿って表現される。シーケンス図を作成することにより、システム内部のオブジェクト同士がどのように相互作用するのか表現でき、それぞれのオブジェクトがどのようなメッセージを受けてどのような振る舞いを行うのかということを明確にすることができる。
UMLシーケンス図によるビジネスプロセス表現とその検証

上記のとおり主にオブジェクト指向のソフトウェア設計、分析を行う際に使われていますが、オブジェクトをチームや仕事などに置き換えてビジネスプロセスの設計に応用できるのではないかと考えられます。ただなかなか調べてもビジネスプロセスへの応用事例は出てきませんでした。。

参考)統一モデリング言語(UML)の分類

3分でわかる!初心者が押さえておくべきのUML入門知識

BPMN図とは?

BPMN図(Business Process Model and Notation)とは名前のとおりビジネスプロセスモデル(業務フロー)を可視化するための表記法です。国際標準規格 (ISO / IEC 19510 : 2013)として定義されており、「誰が読んでも同じ意味として伝わる業務フローを作成する」ことを目的として作成されたフレームワークです。

BPMNが生まれたきっかけは、BPM(ビジネスプロセスマネジメント)が注目されたことにあります。BPMとは、業務フロー内での課題を発見・解決し、業務の改善や最適化を目指す管理手法のひとつです。ただし、業務フローを可視化する際、担当者によって表記法が異なるため、誰が見てもわかる状態とはいえませんでした。そこで、表記法を統一するためのルールとして登場したのがBPMNです。
BPMN(ビジネスプロセスモデリング表記法)とは?メリットや作り方を解説

BPMNを構成する各記号の説明はこちらのサイトに記載の概要資料が分かりやすかったです。

一方BPMNを用いたとしても「どのくらい詳細に記述すればよいか分からない」という悩みが出てくると思います。その場合は「何のために」業務フローを可視化するのかを考えることで、詳細化の度合いを整理できるようです。

【連載】BPMN業務フロー入門(6)BPMN記述標準の必要性

まとめ

以上プロセス設計に用いるフレームワーク「シーケンス図」「BPMN図」について調べてみました。私は直近業務で新規の運用フロー・マニュアル設計を担当しているため、体系化されたフレームワークを学ぶ事ができて非常に興味深かったです。ただ記号では説明不足になる部分もあるので「だれが」「なにを」「いつ」行うのかを明確にして、「誰が読んでも伝わる」フローの作成を進めていけたらと思います。ではまた次回!

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