![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165665331/rectangle_large_type_2_165d26047dcffb9f734218fdd99e4b5d.jpeg?width=1200)
ズラしを使う
授業であるデザインコンペの課題をやっています。
テーマは、一輪挿し、花瓶といった類いのものですが、
大半の人は、普通の一輪挿しを思い浮かべ、
その構成をトレースします。
何か花瓶ぽい形に、穴が空いているようなものですね。
それも王道であり、その先にも形態としての新しさはあるかもしれませんが、どんぐりの背比べになりがちです。
例えばですが、
水を貯める、花を支える。
機能をその2点に分解して、再度考えてみましょう。
とそのテーマを再解釈して与えるだけで、発想の広がりが違うと思いませんか?
花瓶と聞くとそれしか考えられなかったものが、
要素に分解されることで、再構築の幅が広がります。
写真はどちらもセラミックジャパンの花瓶ですが、
テーマの解釈にそのような、分解からのズラしが見て取れます。
花瓶のシルエットを花瓶にしてしまったものがトップの画像。
紙袋に見える陶器の花瓶が下記のもの。
その、ズラしに人は驚いてしまうものです。
テーマを自分で分解して新しくテーマ設定出来るか?
で出てくるものはずっと変わってきます。
悩むならズラしましょう。
奇を衒えば良いものではないですが、なんでもないものではコンペは難しいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1734132744-WDClzXRbPLytUfdQhivx8a7w.jpg?width=1200)
いいなと思ったら応援しよう!
![デザイン教育の現場から](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112827276/profile_6816a77b1bb57a35a2090cab04e3401f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)