デザイン思考???
先日、ある方に、「デザイン思考って本当にそれを使えば、いいアイデアが生まれるのか?」と聞かれました。
その方は社会人の大学院に通っていて、そこでの学生は社会人がほとんどで、授業ではデザイン思考を活用し、何週間にもわたって、合計約80個のアイデアが出たらしいです。
でもその方がすごいなと思うアイデアは一つもなかった。
「一人のデザイナーが考えた方がいいアイデアが出るだろう」
とおっしゃいました。
なぜなのでしょうか?
その答えはここにあるような気がしました。
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デザインファームが大手の企業にたいして行う「デザイン思考ワークショップ」は、数千万円、ときには1億円かかることがあります。
3ヶ月くらいのプロジェクトを組み、テーマをブレストし、拡散してから、壁にポストイットを貼って、フィールドリサーチに出て、写真をとったり、プロトタイプを作るなどをします。しかしながら、そこで何か優れたものが生まれることは稀です。
結局のところ、デザイン思考は、
デザイン
とほぼ同義です。
それはとても個人的でストイックな「創造性」です。卓上のPC画面だけでは考えられない、現場主義であり、常識や前例にとらわれない自由さが必要になります。
もし本当に「デザイン思考」を学びたければ、
デザインを学ぶべきです。
世界の成り立ちを知り、空間のことを考え、素材に触れ、技法を学び、なにより手を動かして「ものをつくる」ことです。
以上はこちらからの引用です。https://copywriterseyes.hatenablog.jp/.../2016/01/05/220207
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デザイン思考というものが流行ってから久しく、香川大もそれに乗っかってはいますが、本当に役に立つデザイン思考=デザインは今までの私のデザイン教育の試行錯誤の蓄積で私もわかった気がします。
その本質は、フレームワークなんかではないということです。