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Xデザイン学校 授業リフレクション|#02 ビジネスモデル

今回はXデザイン学校のマスターコースの2回目、ビジネスモデルについて学んだこと、考えたことをつらつらと記しておきます。


ビジネスデザインとは

ビジネスデザインとは、「目的(ビジョン/パーパス)を実現する活動です。目的があること、継続性があること、社会性があることが重要で、結果的に利益を作り出す活動です。

ビジネスモデル

ビジネスモデルとは、目的(ビジョン/パーパス)のための仕組みを視覚化することです。AS ISとTO BEを視覚化し、ギャップを埋める方法を検討します。ビジネスモデルの視覚化の方法には、ビジネスモデル図解、CVCA、ビジネスモデルキャンバス、ビジネスオリガミなどがあります。

ビジネスモデルとプラットフォーム

ビジネスモデルを書き起こすにあたり、プラットフォームについても理解しておく必要があります。通常のビジネスではバリューチェーン構造なので、エンドユーザーは最終成果物を受け取る1つの接点を持つのみですが、プラットフォームの場合はサービスがレイヤー構造化されるため、エンドユーザーは同時に複数サービスと接点を持つことになります。

なお、プラットフォームは新しいデバイスの登場に対して、レイヤー構造の一部であるデバイスを差し替えるだけで対応できるため、デバイス転換がきっかけになって跳ねることがあります。

プラットフォームを考慮したエクスペリエンス

プラットフォームには、プラットフォーム(Platform)、デベロッパー(Developer)、ユーザー(User)の3つのロールが存在し、PDUピラミッドを構成しています。原則として、プラットフォームはデベロッパーの、デベロッパーはユーザーの体験に影響力を持ちます。ただ、プラットフォームを成立させるには、初めはユーザーに提供するサービス提供から開始し、プラットフォームに展開するという順を辿る必要があるため、プラットフォームは直接ユーザーに提供するビジネスと、デベロッパーを通じてユーザーに提供するビジネスの両方を考慮しておく必要があります。

両利きの経営という視点

企業が持続的に成長するためには、既存事業の改善と新規事業の探索を同時に進める「両利きの経営」が必要です。これは、主力事業の効率化と新規事業の革新を両立させることで、企業の競争力を高める戦略です。しかし、これを実現するためには、異なる文化を持つ両方の事業を統合し、相互に補完する企業文化を築くことが求められます。

考察

先に何を売るかが決まり、どう売るかを考えるという方法を取ると、上記のビジネスモデルの考察が甘くなる可能性があります。多くの場合、現状と目指す姿をまとめても、その違いをどう克服するかについて深く考えないまま終わってしまいます。すでに売りたい商材や技術が決まっている場合は、目的(ビジョン/パーパス)とビジネスモデルと抱き合わせで商材・技術を指定する必要があります。また、商材・技術が決まっていて、ビジネスモデルを探索する場合は、撤退する選択肢も持たせておく必要があります。

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