見出し画像

【デザインをする上で知っておくと便利な観点②】〜世界観とディテール〜

こんにちは!
独学デザイナーのアジサイです^^

今回は初回に引き続き、
"デザインをする上で知っておくと便利な観点"関連で、
「世界観」と「ディテール」という観点についてご紹介します!

これもまた、先輩デザイナーさんからいただいたお知恵です!
ありがたや〜🙏


ー「世界観」と「ディテール」とは?

私の見解としてはこんな感じです。

世界観:"デザインの要素の集合体"が決める、その作品の印象。
ディテール:「世界観」が決まった後の"デザインの要素"の作り込み。

これはどちらも"表現"に位置する観点かな、と思います。
(話が分からない方は是非初回を読んでみてください👇)

ービジュアルで見る「世界観」と「ディテール」

なるほど〜。

なんとなく、世界観とディテールが何者なのか、わかってきました。
それでは実際にどういうことなのか直感で理解してみましょう。

「この元気いっぱいな女子高生の写真を使って、明るくてPOPな感じのビジュアルを作ってください」
という依頼があったとします。

画像1

それでは早速手を動かしてみましょう(もちろんサンプリングも忘れずに)。

①世界観を作る
まずは世界観を作っていきます。
だいたい、最初に世界を決めるのは、デザインの要素のうち、
下記の3つかと思うので、それらを決めながら、実際に要素を配置していきます。

1. 色
2. フォント(タイポグラフィ)
3. 形

こんな感じになりました。

画像2

画像3

②ディテールを詰める
世界観が決まったらディテールを詰めていきます。
tiktok世代が受け入れてくれそうな感じになってますかね...?笑

画像5

画像5

なんとなく、お分かりいただけましたでしょうか?
「世界観」と「ディテール」の関係。

画像6

この記事のメインビジュアルも、"星空っぽい世界観にしよ〜"と決めてから
ディテールの落とし込みに入っています。

画像7

ーまとめ

当たり前!と思うかもしれませんが、
「世界観」がブレていると「ディテール」の落とし込みに入れません。

極端な話、先ほどの元気いっぱいな女子高生の写真を使って、
こういった提案をしてしまうと、どうでしょうか...?

画像8

むむむ...シックで大人っぽい??かもしれないけど、
今回の提案には合わないな〜、なんてことになってしまいますよね。

画像9

「しっとりした女子高生の画像を使って、情緒的なビジュアルの作成」
という内容だったら、良いかもしれません。

...いかがでしたでしょうか?

新人デザイナーは、
"クオリティーの高いものを作らなければ...!"と意気込んで
どうしてもディテールの作り込みに拘ってしまいがち
です。

ですが、それよりも先に
"クライアントの依頼に対して「世界観」がきちんとイコールになっているか"
を考えなければいけない
ということです。

これからは世界観⇄ディテールのやりとりが必須になりそうですネ。
それでは、今回はこの辺で👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?