アゼルバイジャン共和国を調べて、この国でWebデザインする時のポイントをまとめてみた。
こんにちは、デザイン51%です。
ここ最近は花粉症がひどく、マスクと薬が手放せない状況です。
誤解の無いように先に説明させていただきますが、noteネームの「デザイン51%」は、デザイン業務を51%の力でやっているわけではなく、業務が多岐にわたり、半分もデザイン業務ができていない時期があったので、今後の自分の仕事の過半はデザイン業務をしていたいと考えてnoteネームにしています。※デザイン業務は基本的に120%の熱量でやってます。
さて、今回はなんとなく耳に残っていた「アゼルバイジャン」という国(正確には、アゼルバイジャン共和国)について調べ、この国でWebデザインするなら、どのようなことに注意して、どんなことに着目するれば良いかをまとめてみたいと思います。
アゼルバイジャン共和国ってどんな国?
まずは「アゼルバイジャン共和国」について何も知らなかったので、色々と調べてみました。一言でまとめると
「油田開発で急成長を遂げている、ドバイより最も注目されている国」です。
アゼルバイジャン共和国は、東側はカスピ海に面しており、北はロシア、西はアルメニア、南はイランと国境を接しています。
(地図はwikipediaより)
首都はカスピ海に面している通称「風の街」と言われるバクー。国土は北海道よりやや大きく、国民の95%はイスラム教徒でイスラム国家、人口は約1,000万人。公用語はアゼルバイジャン語ですが、歴史的な背景からロシア語も話します。
元々はソビエト連邦(現ロシア連邦)を構成する共和国の一つだったが、1991年に独立し、2018年に建国100周年を迎ました。その他の情報は、外務省のサイトがよくまとまっていました。
アゼルバイジャン共和国の文化
アゼルバイジャン共和国の文化としては、日本と同じような「おもてなし文化」があります。
もてなし心が伝統のアゼルバイジャンでは、旅人を国の隅から隅まで案内したがるという話もあるようです。
食文化などはこちらのサイト(「日立 世界ふしぎ発見!)がとても分かりやすく紹介しています。(下記は上記サイトから引用)
アゼルバイジャンという国名は、「炎を護(まも)る人びと」という意味
お肉、お魚、お野菜と豊富なメニューがありましたが、特徴を挙げるとしたら、ハーブなど香味野菜とヨーグルトがよく使われていること
お料理の説明を伺うと、疲労回復を促すもの、元気が出るもの、腹持ちが良いものなど、旅人にとって嬉しい要素が取り入れられていたのも印象的
現在はイスラム教徒の方が多いと聞いていたので、感情表現は控えめにした方がいいのかなと思っていたのですが、何度もお母さんたちにラテン系のハグをして頂きました(笑)。胃袋はもちろん、心もハッピーになれる国だと感じました。
さすがです。
アゼルバイジャン共和国は「親日国」
アゼルバイジャン共和国は「親日国」という記事をよく見かけます。
背景としては、歴史的に日本が支援したきたことと、支援の内容が一時的な食料支援に留まらず、病院や学校などの教育施設、井戸水の浄化や井戸掘削技術の提供などの持続可能な支援があったようです。
これ以外の理由もありますが、日本人として、少し誇らしい気持ちになります。
アゼルバイジャン共和国の建物
アゼルバイジャン共和国と言えば、「フレイムタワー」というのがシンボルタワーです。
夜にはこのように国旗をイメージしたライトアップがされます。
なぜ「フレイム(炎)」かと言うと、
アゼルバイジャンでは、地面から炎が吹き出し自然に発火している地域やMud Volcanoと呼ばれる泥の火山が吹き出している地域があり、国名の「アゼルバイジャン」がペルシア語で「炎」を意味している理由でもあります。
ちなみに、アゼルバイジャン国営石油会社のロゴマークも「炎」です。
この「フレイムタワー」に変わるシンボルタワーが現在建設中で、これが世界一の高さになる「アゼルバイジャンタワー」。その高さ1050m、189階建、建設費は20億ドルと衝撃です。
ご参考までに、ドバイの「ブルジュハリファ」は828m、160階建。
Webサイトはどうなのか?
ざっと、下調べを書き出しましたが、実際のwebサイトはどうなのか、業界別にwebサイトを見ていきます。
【石油ガス】アゼルバイジャン国営石油会社
まずは、先ほども紹介した「アゼルバイジャン国営石油会社」。
白をベースカラーにしたサイトで、アクセントで水色を使用してます。横幅は954pxでやや狭め。スマホサイトは無い模様。フォントサイズに関しては、グローバルナビは10px、本文は12pxでアゼルバイジャン語特有なのか、やや小さめな印象。
【銀行】アクセスバンクアゼルバイジャ
白と若干の青みのあるグレーをベースに、アクセントに青を使用してます。様々なサービスにすぐにアクセスできるようにUIを重視した機能的なサイトです。フォントタイプはセリフ体で他のサイトにあまり見られないので特徴的。レスポンシブルWebデザイン(RWD)。
【ホテル】AFホテル
ホテルだけではなくリゾート(AQUA PARK)ということもあり、青を貴重としたサイト。リゾートということでイメージを重視して写真が多めです。また、グローバルナビがなく、それに変わるタブデザインが印象的です。こちらのサイトもスマホサイトは存在しません。
【配送】Azərpoçt
こちらは郵便サービスサイト。イケアのような色使いが印象的で、カラーでの認知をファーストビューで打ち出しています。レスポンシブルで日本のサイトでも多く活用されそうなデザイン。
【航空】アゼルバイジャン航空(Azal)
こちらは航空会社。日本の航空会社でも同様にファーストビューにチケット検索ができるようになっています。空の深い青みが印象的なデザイン。こちらのサイトもRWD。
【中古車】TURBO
中古車検索サイト。メーカーや年式、価格などで絞り込み検索が可能。検索性は日本のサイトの方がより詳細な検索ができるので日本人にはものたりない。中古車以外にも不動産などの別サイトがある。スマホサイトあり。
【電気通信】カスピアンテレコム
大手企業のHPという印象。グローバルメニューもまとめられており、情報が整理されたサイト。メインビジュアルが自動スクロールだが、画像ごとに微妙に高さが違うのは気にならないのだろうか、それとも意図的か、もしくは自分が細かいだけなのかは謎。。。
RWD。
【小売】パークブルヴァール
大きめのアイコンが特徴的。カテゴリーをわかりやすくするために、少し太めのラインでデザインされており、線数も多くデザインされている。また、フォントサイズも他のサイトに比べて大きめ。RWD。
【ギャンブル】トパーズ
ギャンブルといことで、感情を高揚させる赤をアクセントとしたサイト。赤という色の使い方は日本人と同じ模様。ベースカラーが黒なので赤が映える。RWD。
【鉄道】アゼルバイジャン鉄道
ファーストビューのメインビジュアルに鉄道と一緒にアゼルバイジャン大統領のイルハム・アリエフ氏の画像が使用されており、インパクトがある。隣に奥様の妻のメフリバン・アリエヴァ第一副大統領も写っている写真も多数ある。RWD。
【ニュース】Milli
日本のYahoo!さんのサイトのように、日本固有のデザイン文化(情報を多く詰め込むデザイン)まではいかないが、これまで見てきたサイトの中ではかなり情報量が多い印象。ニュースサイトの性質は日本とあまり変わらず、情報と広告が盤面を占めている。RWD。
Webデザインをするときのポイント
さて、アゼルバイジャン共和国に関して文化や歴史、建築物、Webサイトなどと色々調べてみました。調べていて一度は言ってみたい国と思えるほど、とても魅力的な国です。
さて、Webサイトに関してですが、下記がポイントかなと思います。
・フォントサイズは比較的小さめが多い(日本語と違い画数が少ないから読めるという理由もある)
・フォントタイプはサンセリフ体が9割以上
・言語は左から右に読むので、日本と同様
・色使いはサイトによりけりだが、比較的青系が多め
・スマホサイトがないサイトは11サイト中2サイトと少なく、スマホファーストと考えても良い
今回は調査してないですが、その国のデバイス普及率なども考えると画面サイズの優先順位などがつけられる感じました。今後はそのあたりも踏み込んでスタディしたいと思います。
終わりに、
最後まで読んでいただいてありがとうございます。次は別の国を調べてみたいと思います。よろしければ、下記にご感想やご意見などいただけると幸いです。
\ ( ^ ^ ) / Thank You.
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