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才能は自分が決める。
品川で会食して実家に戻った。
テレビをつけると、山本寛斎さんがテレビに現れた。
派手な服装。デザイナーとして大成した人であって、何となく有名人・・
それくらいの理解しかなかったが、インタビューから若い時からのたくさんの苦労をお聞きした。
幼少期に両親は離婚。
三人兄弟で、父方に引き取られ汽車で高知県に移動。
その時に聞いた汽笛の音は、何とも言えないもの哀しさの原体験と語っていた。
若い頃にはなかなか自分のファッションや表現が評価をされなかった。
その認められない悔しさは、ファッションやイベントを通じて表現をし、自分を世界にぶつける大きなパワーになったと語っていた。
「今、生きている命をぶつける。」
思い切りぶつかっていくことで、生きていて楽しいという実感に繋がる。直感的な言葉が心にどんどん刺さってくる。
「派手だ」
「奇抜だ」
という他人からの言葉は、「超褒め言葉」であって、「(自分の表現に)才能があるか、ないのかは自分が決める」と語っていらしゃった。
僕も入社して間もない頃、10年くらい上の先輩社員から「お前、変わってるな」と半ば怒ったような口調で言われたことがある。(その先輩は、その後は海外駐在員として中国の管理部の統括も務めたとても優秀な社員となっていった。)
今、振り返ると僕の社会人としての感性の(他人?社会?との)ズレを指摘したんだと思う。だけれど、僕にとって「変わっている」という言葉は、褒め言葉だった。
今でも、「変わっている」という言葉を聞いた瞬間、「超嬉しい」という感情でその言葉は受け止められたことを覚えている。
かなり能天気だが、僕はポジティブな人間だ。
人からの評価は気にしない。
なぜなら、自分で自分の持つ心の声に蓋をしたくはないから・・
サラリーマン14年目。
社会で生きることも何となくわかってきた。
だからこそ、山本寛斎さんの言葉が僕には突き刺さった。
自分の才能は自分で決めてあげたい。