インド都市部における勉強事情(@カフェ)
今回のインド旅は、大阪勉強カフェのオーナー荒井さんと大阪出張の際、会食をした時に「インドに行きたい」とのお声かけがあり訪印を決めた。
ニューデリーの空港で合流し、一日はカフェにおける勉強(コワーキングスペース)事情を二人で訪問した。
まず、アツいと感じたのはBLUE TOKAI COFFEE ROASTERSというカフェ。日本で言えば、タリーズのように本屋併設のカフェ。
このBLUE TOKAI COFFEEには、日本法人としてブルートーカイコーヒージャパンも存在しており、今年(2024年)の7月29日(月)に同社初の常設路面店を渋谷区広尾にグランドオープン。日本での知名度向上を狙っている。
日本のコーヒーのイベント(展示会)にも参加しているようだ。
当方が訪問した店舗は手狭ではあるものの、仕事や勉強する若年層(20〜30代)でほぼ満席だった。
インドでも一定の収入があり「学び」の意欲がある人の集う場のニーズはそれなりにありそうだ。
むしろ、学びの場を作ることで学ぶ機会(意欲)を創出できる。そのような感触を得た。
インドにおけるコワーキングとしての主要プレーヤーは聞くところによれば、91 Springboard、Awfis、WeWork、Mumbai Co-workingなどがあるが、今回はAnother Fine Dayのニューデリーとグルガオンの2店舗を巡った。
コーヒーのみならず、冷たいドリンクもある。
グルがオンの店舗は若者の熱気で溢れていた。
ニューデリーの店舗は少し都心を離れて、緑の中にあった。自然の中にあるカフェは雰囲気も良い。
インドでは新興ベンチャー企業のネットワーキングの他、企業による従業員数の増減にフレキシブルな対応のできるオフィススペース需要はあるという。
インドの急激な人口増加や企業の規模拡大。採用数増に対して柔軟な働き方(働く場)の提供は企業の課題の一つとなるだろう。
インドにおける国内の中小企業は、6,300万社を超えた。現在、平均10%の割合で増加。中小企業はインドの製造業生産高の45%に貢献しており、GDPの28%以上を占めているとのこと。
今や中国を向いて、インドは人口世界一となった。
今後は現在の中小企業の従業員数も1億2,800万人で、2022年までに1億7,000万人に増加すると予想もある(以上のデータは、Morder Intelligence調べ)
学び場の提供やベンチャーや中小企業の働く空間の提供など、新しい空間づくりのニーズをインドで感じることができた。
引き続き、インドにおけるこの分野もウォッチしていきたい。